2015年03月15日
親が寝た間に見る酔夢
オフクロが入院していることは、以前にも書きました。
おかげさまでリハビリの成果もあり、言語も回復し、近々退院ができそうです。
でも問題は、実家に1人残された大ボケ老人のオヤジであります。
もう、日に日にボケが進行して、面倒が見切れません。
「今日の予定はなんですか? 」
「何もありません」
「今日の予定は?」
「だから何もないって言っているだろ!」
でも3分と経たないうちに、
「オレの今日の予定を教えてくれよ」
と悲しい目をして、すり寄ってくるのです。
「分かった、分かった。だったら散歩へ行くかい?」
ということで、オヤジの手を引いて、町内を一周してきます。
これが、日に何度も繰り返されます。
老人の介護は、子育てに似ていますね。
ホッとできるのは、寝ている時だけですもの。
昨晩は、オヤジを寝かし付けてから、そーーーっと実家を抜け出しました。
向かうは、我らのたまり場、酒処 『H』。
「よー!」 「久しぶり!」 「待ってました!」 と、鈴なりのカウンターで迎えてくれる馴染みの顔、顔、顔・・・
この一瞬で、仕事の疲れも、介護の疲れも、吹っ飛んでしまうというものです。
最初の話題は、「広報まえばし」 を見たという話と、なぜ、僕がやせたか?
やがて、あーじゃ、こーじゃと、取りとめのない雑談に花が咲いて、気の置けない仲間たちは、今宵もしたたかに酔いしれるのであります。
ふーーーーっ、大きく肩を揺らして、ため息を1つ。
さて、オヤジがトイレに起きる前に、帰りましょうかね。
つかの間の酔夢に、身も心も癒やされた夜でした。
Posted by 小暮 淳 at 14:44│Comments(2)
│酔眼日記
この記事へのコメント
お疲れさまです。なんだかんだ、優しさが伝わってきます。お母さんが帰って来てからはもっと大変そうですね。ほどほどに頑張って下さいね。
Posted by 優・寛の母さん at 2015年03月15日 21:46
優・寛の母さんへ
いつも励ましていただき、ありがとうございます。
オフクロは退院してきても、車イス生活です。
今までのように、オヤジと同じ2階の部屋では暮らせません。
1階にベッドを入れて、オフクロ専用の部屋を作ろうかと、現在、アニキと相談中です。
いつも励ましていただき、ありがとうございます。
オフクロは退院してきても、車イス生活です。
今までのように、オヤジと同じ2階の部屋では暮らせません。
1階にベッドを入れて、オフクロ専用の部屋を作ろうかと、現在、アニキと相談中です。
Posted by 小暮 淳 at 2015年03月16日 17:28