2015年09月01日
榛名湖温泉 「ゆうすげ元湯」 「レークサイドゆうすげ」④
霧の中、湖面に何艘ものボートが浮かんでいます。
今日9月1日は、ワカサギ釣りの解禁日。
しかも震災以来、4年ぶりに釣った魚の持ち帰りが可能になりました。
この日を待ちに待った太公望たちが、早朝の榛名湖に詰め掛けています。
僕は、朝湯を楽しみながら、ぼんやりと眺めていました。
榛名湖温泉に取材で泊まってきました。
榛名湖温泉には、2軒の宿泊施設があります。
「ゆうすげ元湯」 と「レークサイドゆうすげ」。
現在は同じ会社の経営なので、どちらの宿に泊まっても両方の風呂に入れます。
といっても源泉は1つ、同じ泉質です。
なのに色が違います。
元湯は無色透明ですが、レークサイドはカーキ色ににごっています。
元湯は循環ろ過式のため、色がないのだろう……と思っていました。
ところが!
4年前の東日本大震災の発生直後は、これが逆転するというミステリーが起きました。
(現在は、双方とも元の色に戻っています)
温泉とは、本当に不思議なものです。
で、昨晩は 「ゆうすげ元湯」 に泊めていただきました。
榛名湖温泉に泊まるのは、今回で3回目です。
でも本館に泊まるのは、なんと初めてだったのです。
最初は取材でレークサイド、2回目は仲間とバーベキューを楽しみにコテージ。
やっと本丸(?) での、優雅な(?) 夜を体験してきました。
午後に到着後は、レークサイドの浴室および入浴シーン、客室、館内の撮影。
夕方から社長室にて、社長および支配人を交えて、取材を兼ねて座談。
その後、本館の浴室および入浴シーンの撮影を終えてから、いよいよお待ちかねの “のん兵衛タイム” の始まりです。
「日本酒を4本用意しておきましたが、足りますか?」
と社長に、からかわれる始末。
どんだけ、のん兵衛のウワサが流れているのでしょうか!
夕げの席に着くと、今度は支配人が登場。
「まずは、利き酒からどうぞ!」
と、テーブルの上には、ズラリと4つの冷酒グラスが並びました。
・水芭蕉 特別本醸造酒 (永井酒造/利根郡川場村)
・秘幻 吟醸酒 (浅間酒造/吾妻郡長野原町)
・大盃 純米酒 (牧野酒造/高崎市倉渕町)
・群馬泉 純米吟醸 (島岡酒造/太田市由良町)
いずれ劣らぬ群馬の銘酒ぞろいです。
ひととおり飲んでから、「やっぱり榛名山に来たら 『榛名山』 でしょう!」 ということになり、社長が用意してくださった地元高崎市の牧野酒造の大盃を浴びることになりました。
※(『榛名山』 は観光用の名称で、酒自体は 『大盃』 であります)
1杯が2杯、2杯が3杯と杯が進み、まだ8時前だというのに、すっかり出来上がってしまいました。
最近は介護疲れのせいか、仕事で取材に出かけるのが、もっぱらの息抜きとなっています。
Posted by 小暮 淳 at 17:47│Comments(0)
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