2016年06月26日
自分内投票
EU(欧州連合) に残留すべきか離脱すべきかを問うイギリスの国民投票の結果は、離脱支持が過半数に達しました。
「あれれ、小暮さん。今日はバカに話題が大きく出ましたね。国際情勢や世界経済について語るんですか?」
と突っ込まれそうですが、いえいえ、違うんです。
僕はイギリスにもEUにも、まったく興味がありません。
ただね、「残留」 と 「離脱」 という言葉が、引っかかったんですよ。
残留とは、すなわち 「今のままが良い」 ということ。
そして離脱とは、「昔のほうが良かった」 ということです。
さて、残留か離脱かを、自分の人生に当てはめてみたらどうなるのでしょうか?
と思い、さっそく自分内投票を行いました。
結果、8対2で残留派が圧倒的多数を占めました。
何回も何回も自問自答をしたんですよ。
「体力的には10代の頃が良かったかな」 とか 「精神的には30代が楽しかったかな」 とか 「経済的には40代が豊かだったかな」 とか、いろいろな意見が出ましたが、「やっぱり今の自分が好き」 という心の声が大きかったのであります。
ぜひ、みなさも、この機会に自分内投票を行ってみてくださいな。
でもね、これが、こと温泉になると、結果は逆転します。
僕の中の離脱派が、過半数を占めるわけです。
現在の観光化された温泉地のままが良いのか? 昔のような湯治場としての温泉地を残すべきか?
残留か、離脱か。
すべての温泉地を湯治場に戻すことは不可能でも、一部を湯治場として再生することは可能だと思うのです。
昨年、僕がNPO法人を立ち上げたのも、そんな一部の温泉地を後世に残したいと思ったからなのです。
観光旅館としては残れないけれど、湯治宿としては残れる温泉場が、群馬にはたくさんあるのです。
ただ、消えていくスピードが速過ぎて、時間はありません。
消えゆく温泉を守るためには、多くの人の力が必要です。
ぜひ、力を貸してください。
1つでも多くの温泉宿に泊まってほしいのです。
よろしくお願いいたします。
“入って残そう群馬の温泉”
Posted by 小暮 淳 at 13:24│Comments(0)
│温泉雑話