2016年08月14日
画家からの便り
20代は、“なんでも見てやろう!” と放浪と挫折を繰り返した 「体験」 の時代。
30代は、好きな世界に飛び込んで夢を追った 「経験」 の時代。
40代は、自分の力を試したくて挑戦を続けた 「実行」 の時代。
そして迎えた50代は、その実績を活かして 「表現」 を始めたのだが……。
はたと、思ってしまったのです。
失ったモノはなかったのか?
気づけば、その50代も、あと2年しかありません。
やり残したことよりも、失ったモノ、得られなかったモノの多さに、今さらながら愕然とします。
たとえば、金。
同級生たちは、そろそろ定年を迎えます。
それなりの勤続への代償を受け取り、“第二の人生” という名の悠々自適な生活を送り出します。
うかつ、でした。
ついつい目の前の楽しい人生に夢中になるがゆえ、将来のことを何ひとつ考えずに、この年齢まできてしまいました。
さー、どうするべ?
今さら考えても遅いことなのですが、人並みに落ち込んでいたのであります。
すると、そんな僕を知ってか知らずか、1通のメールが届きました。
同じく人生に夢中になるがあまり、将来設計を忘れた男。
画家を生業としている旧友からです。
<還暦近い歳でも管理職じゃなくて、現役で仕事ができることは嬉しいことだと最近よく思います。(中略) 長い目で見れば、これから稼いで、みんなと同じになるんじゃないかなって。これから稼ぎましょう>
なんとも心にしみる便りであります。
「これから稼ぎましょう」 に夢をあきらめない力強さを感じます。
それには、健康第一!
互いに100歳まで生きて、元を取ろうじゃありませんか。
人生は、これからが勝負だぜよ!
Posted by 小暮 淳 at 11:51│Comments(0)
│つれづれ