2020年02月23日
老神温泉 「びっくりひな飾り」
年々スケールアップする老神温泉(沼田市) の 「びっくりひな飾り」。
昨日、オープニングセレモニーに温泉大使として参加してきました。
第1回の開催は平成26(2014)年。
人形の生産地として有名な埼玉県鴻巣市から500体のひな人形が老神温泉へ寄贈されたのが始まりです。
鴻巣市は、すでに “日本一のピラミッド型ひな壇” で知られていました。
その後、交流を続けるうちに沼田市と鴻巣市は、ある共通の人物で結ばれていたことが判明します。
沼田城初代城主・真田信幸の奥方・小松姫は、元和6(1620)年に、鴻巣の地で亡くなりました。
小松姫の遺骸は火葬され、鴻巣勝願寺、沼田正覚寺、上田芳泉寺に分骨されました。
この小松姫が縁となり、両市はますます親交を深め、友好協定を結びました。
そして今年は、ちょうど小松姫の没後400年の年に当たります。
会場には、小松姫の人形と位牌が祀られ、7,000体におよぶひな人形が、所狭しと集められました。
とにかく、圧巻!
僕は第1回を開催した年に、1年間かけて老神温泉を取材しています。
そして第2回の年に、『尾瀬の里湯』(上毛新聞社) という老神温泉と片品村10温泉を紹介した本を出版しました。
あの頃と比べると、「よく短期間で、ここまで大規模なイベントに成長したな」 と、ただただ、ため息をついて眺めていました。
開催中は、小松姫の人形芝居や紙芝居、小松姫人形の絵付け体験など、没後400年ならではのスペシャルイベントが盛りだくさんです。
ぜひ、足をお運びください。
もちろん、入浴もお忘れなく!
2002 老神温泉びっくりひな飾り
「小松姫 (没400年) を偲んで」
●期間 2020年2月22日(土)~3月29日(日)
●開館 9:30~16:30 ※運営協力金 100円
●会場 沼田市利根観光会館(メイン) および老神温泉参加旅館・南郷曲屋ほか
●問合 老神温泉びっくりひな飾り運営委員会 TEL.0278-56-3013 (老神温泉観光協会)
Posted by 小暮 淳 at 12:05│Comments(0)
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