2020年06月19日
解除のゆくえ ~期待と不安~
今日の午前0時に、都道府県をまたぐ移動自粛が全面解除されました。
はたして、これで私たちの日常は、コロナ前に戻れるのでしょうか?
はなはだ個人的ではありますが、僕の日常で検証してみたいと思います。
僕の職業はライターです。
ですから主な仕事は、「取材」 と 「執筆」 です。
が、過去に温泉や民話に関する本の出版や介護の経験があることなどから、年間で10~20回ほど、「講話」 の依頼が入ります。
ということで、現在の事業内容は、この三本立てとなっています。
で、コロナ禍において一番、自粛の影響を受けたのが、「講話」 であります。
当然ですが、密集・密閉・密接の “3密” をすべて兼ね備えている仕事だからです。
4月の段階で、年内に予定されていたすべての講演と講座は、中止または延期となりました。
次に影響を受けたのが、「取材」 です。
外出の自粛、人との接触を避けるなどの理由から、既存の連載をはじめ春からの新規連載も含め、すべてがストップしてしまいました。
当然ですが、取材がなくなれば執筆もなくなるのですが、幸いにも僕は、何本かコラムやエッセイの連載がありました。
細々とですが、ステイホーム期間中は、これらの原稿書きをしていました。
おかげさまで、たっぷり時間があるため、先の先の原稿まで書き上げてしまいました。
今週、僕が講師を務めるカルチャーセンターの担当者から電話がありました。
「屋内講座の9割は再開しましたが、先生の講座の場合はバスを利用するので、もうしばらく開講までは時間がかかりそうです」
とのことでした。
僕の講座は、バスを貸し切って、県内外の温泉地をめぐる野外講座なのです。
「早くて8月からですが、もう少し延びるかもしれません。今月の会議で決定しますので、ご連絡します」
そんな中、某公民館より、
「8月の講演は予定通り開催したいと思います」
との連絡をいただきました。
ただし、
「かなり条件を変更させていただきました」
とのことでした。
応募人数を半分にする。
対象年齢を高齢者から一般に引き下げる。
ソーシャルディスタンスを保ち、聴講者の間隔を2メートル以上離す。
消毒と換気を徹底する。
そして、当然ですが、聴講者、講師ともにマスクを着用とのことでした。
それでも、うれしいんです!
少なくとも、僕にとっては、コロナ以前の日常が、戻りつつあるのですから。
徐々にですが、温泉地にも人が来るようになることでしょうね。
でも、やはり、日常が戻れば戻るほど、期待半面、不安も募ります。
どうか、みなさん、解除されたからといって、一気に羽目を外さないでくださいね。
少しずつ、少しずつ、ゆっくりと日常を取り戻そうじゃありませんか!
Posted by 小暮 淳 at 11:46│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
時代は変わっても、変わらないものもありますね
Posted by お~ at 2020年06月26日 18:32
お~さんへ
それは、人と人とのふれあいではないでしょうか?
ゆえに、コロナなんかに負けてはいられないのです。
もう少しの辛抱です。
それは、人と人とのふれあいではないでしょうか?
ゆえに、コロナなんかに負けてはいられないのです。
もう少しの辛抱です。
Posted by 小暮 淳
at 2020年06月27日 10:46
