2020年09月06日
秋告蝉
ホーシー・ツクツク、ホーシー・ツクツク……
なのか?
ツクツク・ホーシ、ツクツク・ホーシ……
なのか?
その鳴き声は、聴く人により異なるといいます。
夏になると、僕の仕事部屋には、いろいろな “お客様” がやって来ます。
以前は、毎年のようにカブトムシが遊びに来ていましたが、昨年からパッタリ、ご無沙汰であります。
今年は初夏より、ミンミンゼミが日に何度もやって来ては、網戸にとまって大音響で鳴き叫んでいました。
が、今週から主役が交代しました。
ツクツクボウシであります。
可愛いですね。
小さくって、羽が透明で、なんだかガラス細工のようで、繊細なイメージがあります。
なによりも鳴き声が、コミカルで、アニメのキャラクーのよう。
しかも、その鳴き声には “起承転結” があり、あたかも人間に何かを告げようとしているようです。
【起】 ジー・ツクツク
【承】 ツクツク・ホーシ (またはホーシー・ツクツク)
【転】 ウィ・ヨーマ
【結】 ジー
はたして、何と言っているのでしょうか?
翻訳ができる方がいたら、教えてください。
ところで、ツクツクボウシが鳴き出すと、昔から秋を感じるのは、なぜでしょう?
ちょっと調べてみました。
すると、その答えが分かりました。
実は、ツクツクボウシというセミは、夏の初めからいるらしいのですが、とても人の気配に敏感なセミなので、その姿を、あまり見かけないのだそうです。
ところが、夏が終わりに近づくと急に個体数が増えるため、目立ち出すようです。
それで、「秋を告げるセミ」 と呼ばれているのですね。
次の主役は、ヒグラシですね。
それまでは君が、つかの間の主役です。
Posted by 小暮 淳 at 12:10│Comments(0)
│つれづれ