2020年09月07日
連載開始! 『湯けむりの先に』
今日から上毛新聞の紙面にて、『湯けむりの先に』 と題した特集記事の連載が始まりました。
僕が新聞社から長時間にわたる取材を受けたという話を覚えていますか?
※(当ブログの2020年8月27日 「消えゆく一軒宿」 参照)
その時の話を基に、若手記者たちが県内を東奔西走して、足で集めて来た珠玉の特集記事です。
第1回目の今日のテーマは、「需要消失」。
コロナ禍の不況にあえぐ、温泉地の現状を丁寧にルポしています。
記事は、インバウンド(訪日外国人客) の減少や群馬県の 「泊まって!応援キャンペーン」 愛郷ぐんまプロジェクト、政府の観光支持事業 「Go Toトラベル」 キャンペーンなどに触れながら、今後の温泉地の在り方を問います。
この中で、僕が個人的に興味を持った事柄があったので、紹介したいと思います。
それは、四大温泉地 (伊香保、草津、四万、みなかみ) の宿泊者数の増減です。
4、5月の宿泊者は、どの温泉地も対前年比8~9割減という落ち込みようです。
6月からは、県民が泊まると1人1泊5,000円を割り引くというキャンペーンが始まり、どの温泉地も5割まで増加します。
そして、7月……
みなかみ64.9%、草津79.2%、伊香保98.3%と順調に回復する中、四万だけは100.5%という昨年を上回る集客がありました。
これは、どういうことでしょうか?
県は <県民に群馬の観光を守ってもらった>、四万温泉協会は <地元の魅力を再発見してもらう機会になった> とコメントしています。
ゆえに、県民が “群馬の温泉” を守ったということです。
やはり県民には、群馬が “温泉県” である自負と誇りがあったのですね。
うれしい限りです。
では、なぜ四万温泉だけが、前年比超えを果たしたのでしょうか?
これは僕の推測ですが、まだまだ県民の中には、四万へ行ったことがなかった人が、たくさんいたのではないでしょうか。
上毛かるたに 『世のちり洗う 四万温泉』 と謳われているため、子どもの頃から名前は知っている温泉。
なのに 「でも、思えば、一度も行ったことがなかったなぁ~」 という県民が多かったのではないでしょうか。
「だったらキャンペーン中の、この機会に行ってみよう」 ということに、なったわけです。
実際、協会の職員によれば、「期間中は県内ナンバーの客ばかりだった」 といいます。
県をまたぐ遠出が、はばかれる時世。
県民が改めて群馬の魅力を再確認する良い機会になったようです。
※(この連載は原則、隔週月・火曜日付。全4回の連載で、次回は明日掲載予定です)
Posted by 小暮 淳 at 12:09│Comments(3)
│温泉雑話
この記事へのコメント
Yahooトップニュースにもなってます
喜ばしいですね
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1dc8069ae0cefb41589bf329db7242ad155e2fc
喜ばしいですね
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1dc8069ae0cefb41589bf329db7242ad155e2fc
Posted by つっちー at 2020年09月08日 10:34
私も家族ときょうだいたちと全く同じ事を思って6月に行きました。どこを撮影しても趣があって映えると評判よかったです。伊香保や草津や水上には行くんですが四万は久しぶりでしたね~!
Posted by しまめじ at 2020年09月08日 19:45
つっちーさんへ
Yahooニュース、見ました。
ありがとうございます。
「入って残そう!群馬の温泉」
いえいえ、日本の温泉です!
しまめじさんへ
そうでしたか!
四万温泉大使として、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
四万の魅力を知っていただき、とっても嬉しいです。
ぜひ、今後も足を運んでくださいませませ!
Yahooニュース、見ました。
ありがとうございます。
「入って残そう!群馬の温泉」
いえいえ、日本の温泉です!
しまめじさんへ
そうでしたか!
四万温泉大使として、お礼を申し上げます。
ありがとうございました。
四万の魅力を知っていただき、とっても嬉しいです。
ぜひ、今後も足を運んでくださいませませ!
Posted by 小暮 淳
at 2020年09月09日 09:44
