2020年10月10日
ウイズコロナの新スタイル
「ねえ、パパ! これ見て! テレビの中の人たち、みんなマスクをしてないよ」
「ああ、これは平成時代の映像だからね」
なーんて、未来の家庭では、そんな会話がされているかもしれませんね。
長引くコロナ禍の中、不安が募ります。
もしかしら “コロナ後” なんて来ないんじゃないかとさえ思ってしまいます。
このまま、ずーっと地球は “ウイズコロナ” なんではないかと……
昨日は、以前ブログでもお知らせした公開講座の開催日でした。
コロナ禍に加え、台風接近の影響で朝から雨模様です。
はたして、参加者はいるのだろうか?
と晴れない気持ちで、会場へ向かいました。
午後1時半。
それでも、たくさんの方が集まってくださいました。
中には、ブログを見てくださったようで、わざわざ市外から来てくれた読者もいたりして、充実した2時間の講話を終えることができました。
聴講された方々には、心よりお礼を申し上げます。
で、確実に以前とは異なる変化が生じていることを感じ取りました。
「静かだ」 ということ。
“3密” を避けて、ソーシャルディスタンスを保っているため、聴講者の間隔が広くとられているため、たとえ知り合い同士で参加しても、席は離れて座ります。
ゆえに、雑談が皆無となりました。
(話者からすると、会場内のヒソヒソ話って、すごく気になるんですよね)
ということは、とっても話しやすいんです。
また、聴講者も熱心に聴いてくれるし、メモを取る人たちも多く見受けられました。
ただ、難点もあります。
それはマスクをしているため、聴講者の表情が読み取れないということ。
これって非常に、やりにくいんです。
一人一人の顔を見て話し、うなずいたり、ほほ笑んだりする表情を確認しながら、話を進めています。
時には、大きくうなづいた人に対しては、その人だけに向かって話しかけるときもあります。
それがマスクをしていると、まったく表情が分かりません。
だから、つい 「はい、そこ、笑うところですからね」 なんて、確認を入れてしまうことも。
かれこれ10年以上も講演やセミナー、講座の講師を続けてきましたが、こんなことは初めてです。
でも、これが新しい時代のスタイルなのだとすれば、慣れなくてはいけません。
ただ、リモートによる会議や講義もそうですが、人と人が “密” になれない世の中は、なんだか意思の疎通が取れなくて、ますます人間関係が希薄になって行くようで、さみしい気がします。
それでも、会いたい人には、会いたいですものね。
ウイズコロナであろうと、新スタイルであろうと、僕は人に会いに行きたいと思います。
あなたの街にも行きます!
待っていてくださいね。
Posted by 小暮 淳 at 11:48│Comments(0)
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