2020年12月21日
見慣れた歩道橋
遅ればせながら、沼田まほかる原作の映画 『ユリゴコロ』 を観ました。
まほかるさんは好きな作家の一人で、以前から小説は読んでいました。
たまたまYouTubeで、映画 『彼女がその名を知らない鳥たち』 を見つけて観たのがきっかけで、『ユリゴコロ』 にたどり着いたのです。
まほかるさんの作品は、ミステリーでも、ちょっとオカルトぽかったり、サイコパスなところもあり、好き嫌いが分かれる作家さんですが、僕は第5回ホラーサスペンス大賞を受賞した 『九月が永遠に続けば』 以来のファンです。
(個人的なオススメは、ペットの死を描いた 『猫鳴り』。ただただ泣けます!)
ということで、原作と比較しつつ 『ユリゴコロ』 を観ていました。
主演はレストランオーナーを演じる松坂桃李さんですが、彼の母親役として回想シーンの中で吉高由里子さんと恋人の松山ケンイチさんが出演してます。
何度か、吉高さんと松山さんが歩道橋の上で会話するシーンが映し出されます。
「あれ、なんか見たことある風景だな~」
なんて思いながら、目を凝らして観ると、
「やっぱり、そうだ!」
歩道橋の道路標識には、こう書かれていました。
<右→大間々、大胡>
<左→赤城山、富士見>
いつも酔眼で眺めている歩道橋だったのです!
このブログにも、ときどき登場する、ご存じ、酒処 「H」 から目と鼻の先の県道に架かる歩道橋です。
映画が撮影されたのは2016~17年です。
夜のシーンもありました。
ということは、僕が 「H」 で、ほろほろと酔っていた時に、吉高由里子さんが、あの歩道橋に立っていたのかも知れないということではありませんか!
実は僕、吉高さんのファンなんです。
映画 『蛇にピアス』 を観て、その体当たり演技に、度肝を抜かれてしまいました。
いや~、映画って、いいですね。
まして身近な場所が舞台だったりすると、ますます感情移入してしまいます。
吉高さん、ぜひ、今度は 「H」 をロケ場所にした映画に出演してください。
もちろん、脚本と監督は僕です!
Posted by 小暮 淳 at 11:44│Comments(0)
│シネマライフ