2024年08月04日
己に期待せよ!
「マジ、キモいんだけど~」
と、次女にドン引きされてしまいました。
素直に、女優の浜辺美波ちゃんに対する気持ちを伝えただけなのにね。
「大好き」 って。
すると次女は、
「ほぼ私と同い年だからね。気色悪すぎる~」
だって。
まあ、娘としては素直な気持ちだろうと思いますが、父としてではなく、一人の男として素直な気持ちを述べただけなんですけどね。
ということで、彼女が出演している話題の映画を観てきました。
『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
予告等で、なんとなくストーリーは知ってましたけどね。
予想していた以上に楽しめました。
舞台設定は2020年のコロナ禍。
内閣にクラスターが起こり、現職の総理大臣が死亡。
そこでAIにより生成された偉人たちを集めた1年間限定の内閣が発足されます。
その名も 「偉人ジャーズ」。
総理大臣の徳川家康を筆頭に、官房長官は坂本龍馬、経済大臣は織田信長、財務大臣は豊臣秀吉、といった具合。
さらに時代に関係なく、聖徳太子や紫式部、北条政子などバラエティー豊かな面々が揃います。
まぁ、織田信長役のGACKTさんが、カッコよかったですね。
『翔んで埼玉』 ばりの派手さでした。
赤楚衛二さんの坂本龍馬は、ちょっとカッコよすぎ?
龍馬史上、一番のイケメンでは?
やはり圧巻は、豊臣秀吉の竹中直人さんと、徳川家康の野村萬斎さんの演技でしょうな。
ラスト20分間、息を呑む舌戦がくり広げられます。
ネタバレになってしまうので、内容は語れませんが、胸を打たれました。
令和の現代人、特に政治家には、耳をかっぼじって聴いていただきたい演説です。
で、個人的に僕の心に響いたフレーズがあります。
坂本龍馬が、テレビ局の記者である浜辺美波ちゃんに向かって言ったセリフです。
「己に期待せよ!」
たぶん、記者に対して 「本当のことを伝えよ」 という意味で言ったのだと思いますが、この言葉が、後々まで余韻を残します。
ラストシーンでも、徳川家康が同じこの言葉をくり返します。
「己に期待せよ!」
他人は自分ほど自分のためには動かない。
環境も都合のよいようには変わらない。
僕は、そう解釈しました。
信じるべきは、己であると!
まだの人は、ぜひ、この夏に劇場へ。
前より自分のことを好きになれるかもしれません。
Posted by 小暮 淳 at 12:28│Comments(0)
│シネマライフ