2021年05月28日
独り言の是非
道を歩いていると、ブツブツと “独り言のような” な話しをしながら歩いている人と、すれ違うことが多くなりました。
その昔、といっても、たかが10年くらい前まででしょうか?
街中で、そのような人を見かけると、「あっ、危ない人かも……」 と思って、避けたものです。
“独り言を言っている人=精神的に病んでいる人”
と、誰もが解釈したからだと思います。
中には、独り言とも思えない大声を上げて、怒鳴りながら歩いている人も昭和の街中では、時々見かけました。
でも、現代は事情が異なります。
電話で誰かと話しをしているだけなんですね。
手を使わずに会話する 「ハンズフリー」 といわれる通話方法です。
車の運転中などは、とっても便利ですが、これを街中で、しかも歩行中にされると、すれ違う人は一瞬 「ドキッ!」 とします。
「えっ、今、何か言いました!?」 って。
話の内容によっては、「おい、てめえ!」 なんて叫ばれたら、「えっ、私、あなたに何かしましたか?」 なんて問い返してしまいたくなります。
たぶん、これって、“目に見えない相手” と話しているから勘違いしてしまうんですね。
以前 (ハンズフリーが登場するまで) なら、携帯電話を耳元にかざしている視覚情報により、すぐに 「会話」 であることを認識できたのですが、今は、それがありません。
傍から見ると “独り言” にしか見えないのです。
で、僕は思いました。
街中では堂々と行われている携帯電話による会話ですが、これが公共交通機関などになると、全面使用禁止となります。
<まわりの方のご迷惑になりますので、携帯電話のご使用はご遠慮ください。>
ということです。
そこで、1つの疑問が生まれてきます。
なぜ、乗客同士の会話は良くて、電話での会話はダメなのでしょうか?
それは、人間同士の会話は不快ではないが、電話での会話は相手の声が聞こえないので不気味だからですか?
もし、そうだとしたら電車の中では、「独り言」 も禁止なのでしょうか?
どうでも良い事ですが、そう思った途端、夜も眠れなくなってしまいました。(ウソです)
どなたか公共交通機関にお勤めの方がいましたら、“独り言の是非” について、ご返答ください。
よろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 11:22│Comments(0)
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