2021年09月11日
地酒と民話と温泉と
「180点でいいよな……」
帰り道、車の中で一人ごちました。
なんの点数かといえば、昨日の講演の出来栄えです。
もちろん基準は、100点満点。
なのに180点とは、かなり甘めであります。
いいじゃないですか!
このコロナ禍だももの。
講演を開催できただけで、すでに100点の下駄を履かせても……
明日で終わると思っていた緊急事態宣言。
群馬県も大都市圏並みに、延長が決定してしまいました。
今月いっぱいだなんて……
きっと、どの業界でも、ため息がもれていることでしょうね。
とくに飲食店は、死活問題です。
いえいえ、そのレベルはとっくに超えて、我慢の限界に達していることでしょう。
そんな緊急事態宣言延長が決定した最中、またしても僕は講演を行ってきました。
先日行った講演に続いて、会場は同じ市の管轄の公民館です。
(当ブログの2021年8月25日 「不要不急なれど必要火急なり」 参照)
「ほかの市では軒並みイベントは中止なのに、なぜT市は寛容なのですか?」
僕は会場に着くなり開口一番、出迎えてくれた館長に質問しました。
すると、笑いながら、こう言いました。
「たぶん市長が強気なんですよ」
「市長が?」
「ええ、県の言うことなんて聞きませんからね(笑)」
実は、この公民館で講演をするのは、今回で4回目になります。
2018年から毎年、恒例のように僕の講演会を開いてくださっています。
テーマも毎回、異なります。
温泉だったり、民話だったり……
で、今回のテーマは?
僕が 「ぐんまの地酒大使」 ということで、“地酒” についてお話をしてきました。
でも持ち時間が2時間もありますからね。
すべて地酒では、お酒を呑まない人には飽きられてしまいます。
ということで、群馬県内の地酒と民話と温泉をめぐる旅の話をさせていただきました。
「コロナが収束したら、ぜひ、今日お話しした温泉をめぐりながら民話や地酒を楽しんでください」
そう締めくくり、講演を終えました。
「大変楽しいお話でした。みなさん、旅をした気分になっと思いますよ」
講演終了後、館長が声をかけてくださいました。
「ありがとうございます。では、180点ということで!」
「180点?」
開催できただけでも、もうけものです。
その主催者の熱意と努力に、僕から100点を差し上げます。
Posted by 小暮 淳 at 11:44│Comments(0)
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