2021年09月14日
緊急事態宣言下の温泉旅館
今日は、温泉大使からの小さなお願いです。
昨日より19都道府県で、まさか!の緊急事態宣言の延長が始まってしまいました。
群馬県もご多分にもれませんでした。
飲食店をはじめ、様々な業種で 「もう限界だ!」 と疲弊の声が聞かれます。
なかでも群馬県は、全国屈指の “温泉県” であります。
「群馬」 といえば 「温泉」、「温泉」 といえば 「群馬」 といわれるくらい、温泉は観光の目玉。
その群馬の宝 “温泉地” が、今、窮地に追い込まれています。
昨年初めの新型コロナウイルス感染拡大以来、不要不急の外出は自粛されました。
その最たるものは、旅行です。
それでも昨年は、まだマシだったのです。
国のGOTOキャンペーンやら県の愛郷プロジェクトなどの支援もありましたから、大変ながらも多少の人流はありました。
ところが、今年は、どうでしょう?
まん延防止等重点措置からの緊急事態宣言、からの再びの延長であります。
しかも今回は、国からも県からも救いの手はありません。
これでは、“弱り目に祟り目” “泣き面に蜂” ではありませんか!
だからといって依然、世の中は自粛ムードに満ちていますから、温泉旅館自らが 「安全ですから、いらっしゃ~い!」 とは、うかつには言えません。
ただただ、ジッと耐えながら、コロナという鬼の過ぎるのを待つだけしかないのです。
しかーーーーし!
それでは、あまりにも忍びない!
まがいなりとも、僕は群馬県内4温泉地の “温泉大使” なのですぞ!
温泉地側から声を発せないのであれば、今こそ、代弁者として声を上げましょう!
ということで、県内の温泉関係者に話を聞いてきました。
たぶん、みなさんが一番気になることは、酒類の提供ではないでしょうか?
これについて関係者は、こう答えます。
「宿泊者に限定して、ホテル旅館内の食事会場でのアルコール提供は、要請の対象にはなっていません」
ということで、ほとんどの宿泊施設では、通常通りの営業をしているようです。
なかには食事処やレストラン、宴会場での酒類の提供を自粛している宿もあるようですが、その場合でも部屋食ならば問題はないとのことでした。
次に気になるのは、バイキング形式の食事についてでしょうか?
昨年の新型コロナウイルス感染発生当時は、ホテルや旅館から一律、このバイキング料理が姿を消しました。
この件について関係者は、こう語ります。
「お客さまが料理を取るのではなくて、料理人が、そのつど料理を作り、手渡すという方式に変わったところが多いようです」
いかがですか?
温泉地は、この逆境を乗り越えるべく、知恵を絞り、日本の文化を守り抜こうとしているのです。
このご時世ですから、「いらっしゃい」 とは言えません。
でも少しでも、みなさんの心に思いが届いたなら、群馬の温泉へ足を運んでくださいませ。
温泉大使からの小さな願いであります。
Posted by 小暮 淳 at 13:01│Comments(2)
│大使通信
この記事へのコメント
小暮先生、お久しぶりです。よくぞ、おしゃっていただきました。有難うございます!!大きな声では言えませんが、なべちゃんは今週が老神温泉、そして来週が湯檜曽温泉での宿泊‥免疫力がアップする事(湯力)を信じるなべちゃんです。(^^) 小暮先生、今後とも温泉大使としての御活躍、期待しています。おい出ませ、群馬の温泉へ!そして全国各地の素晴らしい温泉に!!
Posted by 水上のなべちゃん at 2021年09月14日 21:32
水上のなべちゃんへ
お久しぶりです。
昨年からイベントが中止になっているため、なかなかお会いできませんね。
そんなコロナ禍でも、なべちゃんは温泉三昧!
ますます免疫力がアップして、コロナ知らずですね。
「入って残そう群馬の温泉」
今後ともよろしくお願いいたします。
お久しぶりです。
昨年からイベントが中止になっているため、なかなかお会いできませんね。
そんなコロナ禍でも、なべちゃんは温泉三昧!
ますます免疫力がアップして、コロナ知らずですね。
「入って残そう群馬の温泉」
今後ともよろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳
at 2021年09月15日 11:20
