2021年11月03日
しゃべくり三昧
昨日、大泉町文化むら小ホール (群馬県邑楽郡大泉町) にて、午前と午後の2回講演を行ってきました。
昨年1年間、フリーランスの僕は、仕事を完全に干されてしまいました。
ライターという人と接触する仕事が、“3密” に値するからのようであります。
さらに、不特定多数の聴衆を相手に行なう講演・セミナー・講座などの活動もコロナ禍においては、“もってのほか” ということで、すべて延期または中止となりました。
ところが、どうしたことでしょうか?
今年になり異変が起きました。
下半期から延期されていた講演や新規の講座の依頼が次々と入って来たのです。
とはいっても世の中は、まだ緊急事態宣言下でした。
それでも収容人数を縮小して、徹底したコロナ対策のもと、粛々と開催されたのであります。
当然、スピーチをする講師の僕は、聴講者から距離を取った壇上に立ち、アクリル板の間仕切り越し、マスク着用の上、マイクを使用という徹底ぶりです。
聴講者は、広いホールの中で、十分なソーシャルディスタンスを取り、まばらにイスに座っています。
もちろん全員がマスク着用です。
コロナ以前では想像もつかない、なんとも異様な光景をつくり出していました。
緊急事態宣言が解除した先月からは、さらに依頼が増え、ほとんど毎週、県内のどこかで講演を行っています。
では、なぜ、急激に増えたのでしょうか?
実は、これ、増えたのではなく、“増やさざるをえなかった” のであります。
理由は、こうです。
1回の講演をコロナ前の定員では開催できないため、収容人数を半分 (または3分の1) に減らし、その代わりに同じ講演を2回 (または3回) 開催するという、主催者側の苦肉の策なのであります。
よって、講師によっては、同じ会場に何回も通い、同じ話を何回もするというコロナ前では考えられなかった事態が起きているのです。
えっ?
その分、ギャラは2倍なんだろうって?
そ、そりゃ~、同じだったら受けませんって!
いいじゃないですか、去年1年間、干されたんですから。
少しは僕にも、いい目を見させてくださいよ。
きっと、また、すぐに干されるんですから……
(フリーランスの悲しい性であります)
Posted by 小暮 淳 at 09:46│Comments(0)
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