2021年11月22日
「ちろりん坂」 と 「かみなり坂」
今日は、伊香保温泉大使から “ちょっぴりためになる伊香保の豆知識” をお話しします。
過日、このブログで、伊香保温泉(渋川市) には、「リンダ坂」 という不思議な名前の坂があることを書きました。
すると、思いのほか反響があったので、驚いています。
「ネーミングが面白い!」 「理由を聞いて笑った!」 との声が寄せられました。
※(当ブログの2021年11月12日 「リンダ、こまっちゃう!」 参照)
伊香保温泉は、坂道が多い温泉街として知られています。
メインの石段街からして長い坂道ですが、脇道に入ると、大小無数の坂道があります。
「リンダ坂」 は、その中でも傾斜角度が温泉街最大ということで、前回紹介しました。
さてさて、「リンダ坂」 は通称でしたが、正式名なのに不思議な名前の坂があるんです。
まずは、「ちろりん坂」。
温泉街を東西に走る県道 (通称:一文字通り) から下る坂道です。
「ちろりん」 と聞くと僕ら世代は、子どもの頃にテレビで見た人形劇の 「チロリン村とくるみの木」 を思い出しますが、由来は違いました。
昭和40年代頃、このあたりには芸者の置屋がたくさんあり、三味線や鉦、太鼓などの稽古をする音が聴こえたので、地元では 「ちろりん村」 と言われていたとのことです。
「ちろりん坂」 の西には、「かみなり坂」 があります。
このあたりは、雷が頻繁に鳴っていたことから 「雷(らい)之塚 」 の地名があり、その名残で坂名になったようです。
実は伊香保は、雷の多い群馬でも昔から最も多い地域だといわれてきました。
その証拠に、明治12(1879)年7月、県内で最初に避雷針が設置されたのが伊香保でした。
また 「イカホ」 の語源についても、「イカヅチ(雷)」 と燃える 「ホ(火)」 からきているのではないかという説があります。
いかがでしたか?
浴衣で、そぞろ歩くには少し寒い季節にはなりましたが、日中の暖かい時間に坂をめぐる “晩秋の伊香保歩き” を楽しんでみてはいかがでしょう。
きっと、何か新しい発見がありますよ!
Posted by 小暮 淳 at 10:33│Comments(2)
│大使通信
この記事へのコメント
伊香保温泉大使の小暮先生、ご無沙汰しています。先生もお元気そうで何よりでございます。随分前になりますが、体重の激減の件は大丈夫でしょうか? さて今日はその伊香保、グランドさんにお世話になります。たぶん1時間が限界だと思いますが(^^)先生のお奨めの“晩秋の伊香保温泉坂道歩き”を楽しんで(苦しみかも!?)きます。ブログ毎日楽しみです。お会い出来る日が早く来る事を伊香保神社にお願いしてきます。
Posted by 水上のなべちゃん at 2021年11月23日 07:20
水上のなべちゃんさんへ
お気遣い、ありがとうございます。
なんとか体重の方は、標準で維持しております。
が、加齢のための更年期障害に悩まされています。
方々、ガタが来ております(涙)
晩秋の伊香保を満喫してくださいね。
お気遣い、ありがとうございます。
なんとか体重の方は、標準で維持しております。
が、加齢のための更年期障害に悩まされています。
方々、ガタが来ております(涙)
晩秋の伊香保を満喫してくださいね。
Posted by 小暮 淳 at 2021年11月23日 10:36