2022年07月17日
昭和の常識は令和の非常識
♪ 思いこんだら 試練の道を
行くが男の ど根性
真赤にもえる 王者のしるし
巨人の星をつかむまで
血の汗流せ 涙をふくな
ゆけゆけ飛雄馬 どんと行け
(「ゆけゆけ飛雄馬」 より)
アニメ 『巨人の星』 の主題歌です。
これは都市伝説のような本当にあった話。
ドラマの中で主人公の星飛雄馬が、グランド整備用の巨大なローラーを引くシーンがありました。
そこに、この主題歌が流れたものだから、当時の子どもたちは、このローラーの名前が 「コンダラ」 だと勘違いしてしまったというエピソード。
「思いこんだら」 を 「重いコンダラ」 と聞き間違えたわけです。
ところが以後、このローラーのことを通称 「コンダラ」 とも呼ぶようになったといいます。
ちなみに、正式名は 「整地用手動式ローラー」 といいます。
ところで、当時のスポコン (スポーツ根性) アニメには、必ず、練習のシーンになると 「うさぎ跳び」 が出てきました。
当然、僕らの世代は部活と言えば、この 「うさぎ跳び」 が付き物でした。
身体の後ろで手を組み、しゃがんだ状態でピョンピョンとウサギのように跳ねるので 「うさぎ跳び」。
ところが現在は禁止されています。
理由は、目的であったはずの下半身強化の効果はなく、膝などに負担がかかり、疲労骨折の原因になるからのようです。
そう言えば、部活中に 「水を飲んではいけない」 なんていうのも、“昭和の常識” でしたね。
今では、もってのほか!
熱中症対策の上でも水分補給は、欠かせません。
医学的、科学的に解明されて、“昭和の常識” が令和では、非常識になりつつあります。
最近知った “令和の非常識” に、「体育座り」 があります。
みんな体育の授業中に、やらされましたよね。
グランドや体育館に集まり、先生の話を聞くときは、全員 「体育座り」 です。
いま、この 「体育座り」 が廃止に向かっています。
理由は、長時間していると内臓や椎間関節を圧迫し、腰痛や座骨の痛みを引き起こす可能性があるからとのことです。
確かに今思えば、あんまり楽な姿勢ではなかったような記憶があります。
でも思い出の中には、しっかりと刻まれています。
「うさぎ跳び」 も 「体育座り」 も……
昭和は遠くなりにけり
次は何が “昭和の常識” から消えてゆくのでしょうか?
なんだか自分の思い出が否定されているようで、ちょっぴりさみしくもあります。
Posted by 小暮 淳 at 11:47│Comments(0)
│昭和レトロ