2022年07月26日
夢の消費期限
去る6月4日、心躍るニュースが日本列島を駆けめぐりました。
堀江謙一さん (83) が、ヨットでの世界最高齢単独無寄港太平洋横断に成功しました。
凡人の僕には、ただただ 「すごい!」 としか声が出ませんでした。
思えば60年前、昭和37(1962)年。
堀江さんは23歳の時、世界初の単独無寄港太平洋横断に成功しています。
その後に書かれた自著 『太平洋ひとりぼっち』 はベストセラーとなりました。
もちろん僕も、多感だった10代の頃に読んで、胸を熱くしたものです。
「夢は叶うんだ」 と……
夢は叶うもの、でも、いったい、どれだけの人が、夢を見て、その夢を叶えられたのでしょうか?
かくいう僕は、今までに、いくつ夢を見て、いくつ夢を叶えたのでしょうか?
今回の堀江さんの快挙の報道に、改めて、歳を重ねた今の夢について考えさせられました。
どうも夢には、2種類あるようです。
①空想的な願望。心の迷い。
➁将来実現したい願い。理想。
(広辞苑より)
ほとんどの人が、この2つの夢を混同しています。
「空想的な願望」 なのか 「将来実現したい願い」 なのか。
子どもの頃、男子ならサッカー選手や野球選手に憧れます。
そして、「将来の夢は?」 と問われた時、いとも簡単に夢を語ります。
でも、みんながみんな夢への思いが同じじゃないんですね。
とりあえず①を答えている子と、すでに➁に向かって努力を始めている子がいるわけです。
で、自分は、どうだったろうか?と、半世紀前の夢を振り返ってみました。
ちょっと、ここでは恥ずかしくて言えませんが、第一志望夢と第二志望夢は、無惨にも破れて敗退しています。
かろうじて、その後、もがきながら手探りで見つけた第三志望夢が、現在の仕事であります。
ただ、それは職業であって、必ずしも “=夢” ではない人もいるはずです。
今回の堀江さんの偉業を目の当たりにして、思ったことがあります。
「夢には消費期限がないんだ」
ということ。
ただ、放っておいては、切れてしまいます。
コツコツ、コツコツと更新することが大切なんですね。
あなたの夢の消費期限は大丈夫ですか?
Posted by 小暮 淳 at 12:08│Comments(0)
│つれづれ