2023年04月06日
アルハラ or ノミニケ
「アルハラ」 って、ご存知ですか?
“アルコールハラスメント” の略だといいます。
いわゆる、お酒を呑みたくないのに、または、呑めないのに、強制的に会社の上司が部下を呑み会に誘うことです。
昭和~平成前期の昔は、そんなの当たり前だったんですけどね。
時代は変わったようです。
コロナ禍に大手飲料メーカーが行った、呑み会に関するアンケートによれば、収束後に復活させたいことの1位は 「花見」 だったといいます。
一方、「ないままでいい」 の1位は 「取引先との接待」、2位が 「会社の呑み会」 だったといいます。
今の時代からすれば、1位も2位も昭和の悪しき慣習の名残だとも言えます。
さてさて、僕の場合、ほんの数年ではありますが、その昔、勤め人をした経験があります。
当然、会社の忘年会や新年会、新入社員の歓迎会など、強制的な呑み会を経験しています。
また、酒の好きな上司でしたから週一の頻度で夜の街へと、くり出していました。
当時、これらの慣習のことは、「ノミ(呑み)ュニケーション」 と呼ばれ、上司にとっては大切な部下とのコミュニケーションの場だったのです。
まあ、僕の場合、根っからの酒好きですからね。
上司のおごりで、タダで酒が呑めるのですから、苦痛に感じることはありませんでした。
苦痛どころか、“ノミュニケーション” の言葉通り、酒が潤滑油となり、会社では言えないことが言え、呑み会の席で出たアイデアが、そのまま採用されたことも多々ありました。
その後、僕はフリーになりましたが、編集や出版などの打ち合わせを、あえて “呑み屋” でやることがあります。
構成や制作などの緻密さを求められる会議は、しらふのほうが良いですが、発想が求められる企画モノの場合は、断然、酒の力を借ります。
酒呑みには、“お酒の神様” が付いているんですね。
楽しく、おいしく酒を呑むと、神様が降臨してくださるのです。
「いいね、その発想!」
「ええ、今、降りてきました」
という具合です。
まあ、すべて吞兵衛の勝手で都合のいい解釈ではあります。
でも、お酒の呑めない人や、嫌な上司や苦手な取引先との呑み会に行きたくない人の気持ちは、よーく分かります。
いっくら酒の好きな僕だって、くだらない人間たちからの誘いは断りますもの。
アルハラなのか?
ノミニケなのか?
それって、たぶん、、相手しだいで変わるんじゃないですかね。
Posted by 小暮 淳 at 13:00│Comments(3)
│つれづれ
この記事へのコメント
御意にござります!
Posted by T課長 at 2023年04月06日 14:44
私の友人が、歓送迎会の連絡したら「それは仕事ですか」と若い部下に聞かれたそうです。びっくり!
Posted by まいちゃ at 2023年04月07日 00:43
T課長さんへ
いつも、ご愛読いただき、ありがとうございます。
また、どこかで、お会いできるときを心待ちにしております。
まいちゃさんへ
世知辛い世の中になりました。
年齢問わず、合理化が進んでいます。
やがて文章もAIが書く世の中が……
(すでに来ていますが)
本来仕事とは、お金を稼ぐことだけじゃないんですけどね。
“人情” が希薄な世の中になりました。
いつも、ご愛読いただき、ありがとうございます。
また、どこかで、お会いできるときを心待ちにしております。
まいちゃさんへ
世知辛い世の中になりました。
年齢問わず、合理化が進んでいます。
やがて文章もAIが書く世の中が……
(すでに来ていますが)
本来仕事とは、お金を稼ぐことだけじゃないんですけどね。
“人情” が希薄な世の中になりました。
Posted by 小暮 淳
at 2023年04月07日 01:01
