2023年04月12日
1960の壁
最初は、何気なく口ずさんだ 『鳥の唄』 という童謡でした。
♪ ハトとトンビとヤマドリとキジと カリガネとウグイスが一緒に鳴けば
ククピン ククピン ピンカラショーケン ソーリャーケンケン……
すると、カウンターの中のママも一緒に、口ずさみ出しました。
「なに、それ?」
「聴いたことない!」
「昭和の歌っぽ~い」
他の客らが、口々に反応しました。
久々に、酒処 「H」 に愉快な仲間が集まりました。
カウンター席は、この日も満員です。
「だったら、これは知ってる?」
と僕が歌い出したのが、『サラスポンダ』 というオランダ民謡でした。
♪ サラスポンダ サラスポンダ サラスポンダ レッセッセ
サラスポンダ サラスポンダ サラスポンダ レッセッセ
オドラオ オドラポンダオ オドラポンダ レッセッセ
オセポセオ ♪
すると、隣の男性も口ずさみ、なんとカウンターの中のママは腰に手を当てて、コサックダンスよろしく踊り出しました。
「なに、それ?」
「知らな~い!」
「フォークダンス?」
その他の客は、笑い転げています。
でも、この日の客は、みんな同世代のはず。
いや、微妙に違う……
50代半ば~60代後半?
なのに、2つの曲を 「知っている人」 と 「知らない人」 に分かれました。
「おい、境界線はどこだ?」
ということになり、たどってみると、「知っている人」 と 「知らない人」 の境目は、昭和35(1960)年より前に生まれた人と、後に生まれた人に分かれました。
1960年以降に、何が起きたのか?
「サラスポンダ」 という不思議な響きを持つ言葉の意味とは?
愉快な仲間たちは、笑い転げながらも昭和35年以前に生まれた諸先輩たちから手ほどきを受け、歌詞を覚え、しまいには、みんな一緒に歌い、踊ったとさ。
めでたし、めでたし。
※(歌については、当ブログの2015年10月11日 「サラスポンダ」 を参照)
Posted by 小暮 淳 at 13:00│Comments(4)
│酔眼日記
この記事へのコメント
あったあった!
いつどんな時歌ってたんだろ?
久々に心の奥底がくすぐられました。
いつどんな時歌ってたんだろ?
久々に心の奥底がくすぐられました。
Posted by まいちゃ at 2023年04月12日 23:30
まいちゃさんへ
1960年以前の生まれですか?
だとしたら小学生の時に、音楽の授業で習ったのだと思います。
ピアノ (オルガンだったかも?) に合わせて歌った記憶があります。
1960年以前の生まれですか?
だとしたら小学生の時に、音楽の授業で習ったのだと思います。
ピアノ (オルガンだったかも?) に合わせて歌った記憶があります。
Posted by 小暮 淳
at 2023年04月13日 10:24

1961年生まれは知ってますよ。
壁は1年ずらして下さい。
地域格差もあるかもしれませんね。
壁は1年ずらして下さい。
地域格差もあるかもしれませんね。
Posted by T課長 at 2023年04月13日 11:12
T課長さんへ
了解しました!
はたして本当の壁は、どこにあるのか?
再度、調査して報告いたします。
了解しました!
はたして本当の壁は、どこにあるのか?
再度、調査して報告いたします。
Posted by 小暮 淳
at 2023年04月13日 12:32
