2023年06月21日
ぼっちぼっち生きましょう!
「ぼっち」 という若者言葉があることを、あの事件で初めて知りました。
先月、長野県中野市で発生した猟銃発砲立てこもり事件です。
4人の尊い命が奪われました。
この事件の引き金となったとされるのが、容疑者(31歳) が供述した 「(殺害された) 女性2人に 『ぼっち』 だとバカにされたから」 という言葉。
“ぼっち” とは、「独りぼっち」 の略語だそうです。
本当なんでしょうか?
かなり解せない動機です。
が、近年、孤独を理由とした無差別殺人や通り魔殺人が増えているような気もします。
こんなデータがあります。
今年3月、内閣官房が公表した 「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査」 では、「孤独感がしばしある」 「常にある」 「時々ある」 と回答した人を年齢別にみると、最も高かったのは20代 (27.0%) だったといいます。
これには、ちょっと意外でした。
だって、独居老人など高齢者のほうが多いと思っていましたからね。
もしかしたら高齢者のほうが若者より、コミュニティ能力が高いのかもしれません。
また、孤独とは必ずしも “独り” だからとは限りません。
“2人の孤独” や “仲間の中の孤独” だってあります。
で、僕は、ちょっとうがった見方をしてみました。
若者の “ぼっち” 増加の背景には、SNSの普及が関係しているんじゃないかと?
「いいね」 や 「フォロワー」 などが多いほうが評価されていると思い込みやすいのも若者です。
この価値観が、知らず知らずのうちに同調圧力となり、“ぼっち” を感じる要因になっているんじゃないかと。
“ぼっち” は、認証欲求の成れの果て?
若者よ、“ぼっち” でいいじゃないか!
“ぼっち” を大いに謳歌すればいいんだよ!
“ぼっち” を感じたら、旅に出るがいい。
旅は、孤独を最大限プラスに転じられる舞台なんだよ。
孤独をポジティブに感じられるようになってから、群衆の中に我が身を置けばいい。
それからでも遅くはない。
人生は、キミが思っているより、ずーっと長いんだから。
ぼっちぼっち生きましょう!
Posted by 小暮 淳 at 12:21│Comments(0)
│つれづれ