2023年08月05日
英ちゃんと原爆
78年前の今日、前橋市は米軍による空襲を受けました。
市街地は焦土と化し、500人以上の尊い命が奪われました。
その後、日本は広島、長崎に原子爆弾が投下され、8月15日に終戦を迎えます。
その間にも日本全土では、空爆が続きました。
“最後の日本本土空襲” を受けた街は、群馬県だったって知っていますか?
それは伊勢崎市。
8月15日、午前0時08分~2時15分の間にB29が88機飛来。
2千戸を超す家屋が焼き尽くされ、40人の市民が死亡しました。
あと1日早く、戦争が終わっていたら……
そんな悔しい記憶を語り継いでいる人たちがいます。
僕は2年半前から伊勢崎市で、街頭紙芝居の興行をしています。
主催者は、壽ちんどん宣伝社・座長の石原之壽(いしはらのことぶき)君。
彼と僕は、高校の同級生であります。
彼はプロの紙芝居師でありながら、在住地である茨城県土浦市で街おこし市民団体 「つちうら駄菓子屋楽校」 の校長も務めています。
「未来ある子どもたちのために平和の大切さを伝えたい」
彼の活動は地域の枠を超え、今や全国各地で行われています。
そんな彼が故郷・伊勢崎市で開催される平和祈念講演会に紙芝居で参加します。
演目は 『英(ひで)ちゃんと原爆』。
紙芝居は、山口県岩国市の山田英子さんが絵を描き、セリフも考えました。
山田さんは10歳のとき、疎開先の広島県河内村(現・広島市佐伯区) で被爆。
10数年前から語り部を始め、子どもたちにも分かりやすく伝えたいと紙芝居を作りました。
3年前の8月、石原君は新聞記事で 『英ちゃんと原爆』 を知りました。
「もっと多くの人に見てほしい」
と山田さんと連絡を取り、上演の許諾を得ました。
ぜひ、この機会に、ご覧ください。
平和の尊さについて、一緒に考えたいと思います。
令和5年度 平和祈念講演会
紙芝居と絵本で伝える伊勢崎空襲と平和
日時 2023年8月19日(土) 午前10時~12時
会場 伊勢崎市絣の郷 円形交流館 多目的ホール
定員 100名
入場 無料
問合 TEL.090-8467-9430(佐藤)
主催 まなびぃ先生自主企画事業
第1部 伊勢崎空襲の記憶 『わたしたちが駆け抜けた青春』 DVD放映
第2部 紙芝居 『英ちゃんと原爆』 紙芝居 『星になった母』
第3部 平和絵本の読み語り
Posted by 小暮 淳 at 12:10│Comments(2)
│神社かみしばい
この記事へのコメント
ジュンジュ~ン!
ご案内ありがとうございました。
平和祈念講演会、参加をさせていただきました。
石原さんの紙芝居、小学校高学年の英ちゃんの体験を通して、
現代の子供たちに「考える」「人の気持ちを想像する」という
石原さんの思いも伝わりました。
私の読み聞かせの活動の中にも「平和」というワードを取り入れていきたいと思っております。
最後の米倉斉加年さんの絵本は、以前拝見したことがありますが、せつなくて読み聞かせをしたら…涙声になってしまいそう。
ご案内ありがとうございました。
平和祈念講演会、参加をさせていただきました。
石原さんの紙芝居、小学校高学年の英ちゃんの体験を通して、
現代の子供たちに「考える」「人の気持ちを想像する」という
石原さんの思いも伝わりました。
私の読み聞かせの活動の中にも「平和」というワードを取り入れていきたいと思っております。
最後の米倉斉加年さんの絵本は、以前拝見したことがありますが、せつなくて読み聞かせをしたら…涙声になってしまいそう。
Posted by 繭リン at 2023年08月21日 09:27
繭リンさんへ
会場に、いらしたのですね。
参加していただき、ありがとうございました。
手軽にスマホで動画が観れる現代ですが、紙芝居や朗読でなければ伝わらないことが多いことを教えられた講演会でしたね。
繭リンさんの読み聞かせ活動の参考になったとのこと。
うれしく思います。
今後もよろしくお願いいたします。
会場に、いらしたのですね。
参加していただき、ありがとうございました。
手軽にスマホで動画が観れる現代ですが、紙芝居や朗読でなければ伝わらないことが多いことを教えられた講演会でしたね。
繭リンさんの読み聞かせ活動の参考になったとのこと。
うれしく思います。
今後もよろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳
at 2023年08月21日 11:12
