2023年12月05日
講演は人の為ならず
かれこれ15年以上も講演活動を行っています。
コロナ前は多い年で30回以上も行っていました。
コロナ禍は極端に減少しましたが、ここに来て依頼は増えています。
依頼主は自治体や企業、団体とさまざまです。
主に温泉、民話、地酒がテーマですが、時には介護やテレビ出演についてなど体験談の依頼を受けることもあります。
では、なぜ僕は講演を続けているのでしょうか?
自分でも分かりません。
“頼まれるから受けている” というのが本音ですが、嫌いだったら受けませんから、たぶん、好きなんでしょうね。
講演のどこが好きなのか?
話していて、楽しいんですね。
取材して文章を書くというライターの仕事に比べると、ライブ感が半端ない!
“今” を共有しているドキドキ感が、たまりません。
(長年、音楽活動をやってきたからかもしれません)
僕は、講演をすることも好きですが、聴くことも大好きです。
昔から講演会とあらば、どこへでも聴きに行っています。
後学のためというのあるのかもしれませんが、「話が上手な人は、どこがどう違うのか?」 というのが知りたくて、足しげく通っています。
で、僕なりに分かったことがあります。
講演には、大きく分けて2通りあることが!
1つは、マイク一本で話術だけで、観客を楽しませる人。
この人たちは、作家やタレントなどテレビでも顔が売れている人が多いですね。
聴いていて、話に起承転結があり、笑いあり、涙あり、これはまさにエンターテインメントな職人芸の世界です。
もう1つは、プロジェクターや資料を使って、自分の成果を解説するタイプです。
大学教授や企業経営者に多く見られます。
写真やグラフなど、モニターに映し出された画像を中心に話を進めます。
ためにはなりますが話的には、あまり面白くありません。
これって講演なの?
講義じゃないの?
って思ってしまうのは、やはり話者が学校や企業のトップの人たちだからなんでしょうね。
学生や社員に向けて話す、しゃべり方と同じなんです。
(上から目線ということ)
これでは、一般の客には話が入って来ません。
先日、こんな大学教授の講演がありました。
「お手元に配った資料の○ページ目を黙読してください」
これには驚きました!
完全に授業なんです(笑)。
じゃ、そういう、お前の講演は、どうなんだって?
はい、基本、マイク一本で資料なしで行っています。
ただし、ホワイトボードもしくは黒板を使います。
これは、話を分かりやすくするためです。
地形図を書いたり、固有名詞の難しい漢字などを伝えるときに使用します。
あとは、出たとこ勝負のフリートークです。
ですから、ついつい予定時間よりオーバーすることが多いのです。
それでも毎回、反省はあります。
「ああ、あのこと話すの忘れた」 とか、「完全に話が脱線したな」 などなど……
でも、それがライブなんですね。
そして、ライブだから楽しいんです。
これからもライブ活動を続けていきますので、みなさん、ぜひ、お越しくださいませ!
Posted by 小暮 淳 at 12:21│Comments(0)
│講演・セミナー