2024年03月29日
遭わなかった小学生
テレビのニュースやワイドショーで、大谷翔平を見ない日はありません。
大谷選手本人の活躍もさることながら、このところもっぱらの話題は、元通訳のスポーツ賭博をめぐる問題です。
“ギャンブル依存症”
言葉は知っていても、麻薬依存症同様、身近にはいません。
でも、ギャンブル依存症は、日常生活や社会生活に支障が生じ、治療を必要とする病気なんですね。
依然、僕がスマホを持っていないからでしょうか?
僕から見れば、スマホをいじっている人は、すべて依存症に見えてしまいます。
実際に依存症にかかってしまった人も多いらしく、“スマホ断ち” を行っている人が増えているそうです。
先日、テレビでやっていたのは、山奥の電気がなくランプで過ごす一軒宿にやって来る若者たちの実態。
その目的とは?
「電気と電波のない環境に身を置かないと、スマホ断ちができないから」
とのことでした。
そんなスマホ依存症は、スマホの普及とともに低年齢化を招いています。
数日前の新聞に、ショッキングな記事を見つけました。
≪SNS原因 児童被害139人≫
≪23年最多 大半が性犯罪≫
警視庁は、2023年にネット交流サービス(SNS)のやり取りをきっかけに犯罪の被害に遭った小学生が139人(前年比25人増)だったと発表しました。
統計のある2008年以降で最多となり、2013年(28人)の約5倍に増えたと報じています。
警視庁によれば、小学生のスマホの利用率が高くなっていることが背景にあるとのことです。
内閣府の調査によると、小学生のスマホの利用率は2018年度の45.9%から、2022年度には59.5%に上昇。
現在の利用率は、それ以上になっています。
アナログ派の僕には、まったくもって訳が分かりません。
スマホを持っている皆さんには、なぜ小学生が性犯罪の被害者になってしまうかが、分かるんでしょうね。
新聞によれば、“出遭い” は、こうでした。
<被害に遭った小学生のうち、94人は自身の投稿をきっかけに加害者と知り合っていた。>
<知り合ったSNSなどはティックトックやインスタグラムが多いが、オンラインゲームの割合も中高生らを含めた全体(5.3%)より高い18.0%だった。>
年齢別の被害では11~12歳が最も多く、犯罪の種類別では「児童ポルノ」 「不同意性交等」 「不同意わいせつ」 の順に多く、この3つで約8割を占めています。
スマホがなかったら、犯罪に遭わなかった小学生たちです。
いやはや、令和という時代は訳が分かりません。
昭和人間には、世の中がハイテク過ぎて、ついていけないのです。
でも、犯罪は犯罪です!
どんなに便利になろうが、子どもたちの安全は、大人たちが守ってやるしかないのです。
あなたはスマホ依存症、大丈夫ですか?
Posted by 小暮 淳 at 10:46│Comments(0)
│つれづれ