2024年05月07日
15分の10 ~至福の審査~
<なぜ酒をのむかと云えば、なぜ生きながらえるかと同じことであるらしい>
坂口安吾
1日1本、まじめに、かつ厳粛に酒を吞んでいます。
僕は 「ぐんまの地酒大使」 としして、オール群馬の酒 「舞風」 のテイスティング審査を依頼されているのです。
(詳しくは2024年4月26日の 「群馬SAKE TSUGU CUP 2024」 参照)
手元に届いたのは、群馬県内の15蔵から、今年の「舞風」 (180ml) が15本。
これを1日1本ずつ飲酒しながら採点しています。
評価は5段階。
上位5銘柄、「My Best 5」 を選定します。
昨晩、やっと10本目の評価を終えました。
審査方法は、以下の通りです。
①段ボール箱に入った15本の中から、毎回無差別に1本を引き出します。
②この場合、銘柄が分からないように、ラベルは隠してあります。
やはり、僕も人間だもの。
ごひいきの蔵元というのがあるので、ラベルを見てしまうと、ついつい査定が甘くなってしまいます。
なので、ラベルは隠しています。
③まずは、小さな紙コップに少しだけ注ぎます。
④口に含み、第一印象をメモします。
たとえば 「酸味あり」、「辛い」、「水っぽい」 など。
➄コップの半分まで酒を注ぎ、ふだんのペースで口に運びます。
ここで評価が変わる酒が、いくつもあります。
第一印象を覆して、グッと呑みやすく、自分好みの味に変わることもたびたび。
不思議なものですね。
これがテイスティングの難しさです。
呑み方によって、味が変わってしまうのです。
⑥1本を呑み切った時点で、5段階の評価を採点します。
現在のところ 「5」 は1本、「4」 が4本、「3」 が 5本です。
ただし、5段階だとアバウト過ぎるので、さらに僕は 「0.5」 の+-を加点しています。
これが最終ジャッジの際に、目安となります。
残りは5本!
あと5日間、至福の審査をつづけます。
あ~、のん兵衛に生まれてきて良かった~!!
Posted by 小暮 淳 at 11:02│Comments(2)
│大使通信
この記事へのコメント
酒の審査方法読んでるだけで
喉が鳴ります。
喉が鳴ります。
Posted by まいちゃ at 2024年05月08日 19:41
まいちゃさんへ
今年の 「舞風」、かなり出来がいいです。
その分、審査は難航しています。
今晩呑んだ酒は、かなり辛口でした。
辛口の酒は嫌いではありませんが、辛すぎるのはチョット。
採点も、辛口になりました。
今年の 「舞風」、かなり出来がいいです。
その分、審査は難航しています。
今晩呑んだ酒は、かなり辛口でした。
辛口の酒は嫌いではありませんが、辛すぎるのはチョット。
採点も、辛口になりました。
Posted by 小暮 淳 at 2024年05月08日 22:30