2024年07月09日
会いにおいでよ!
「会いに行けるアイドル」 というコンセプトで売り出したのは、AKB48でした。
先日の都知事選でも、やはり 「会いに行ける」 を連呼していた候補者がいましたね。
実は以前、僕も 「会いに行けるライター」 と宣言したことがありました。
(当ブログの2023年6月13日 「会いに行けるライター」 参照)
本来、ライター (文筆業) という職業は、人前には出ない地味な職業です。
無記名記事の場合は当然ですが、記名の文章でも、顔写真やプロフィール等がなければ、まったくもって読者は、どこの誰なのか、どんな経歴の人物かを知ることはできません。
まあ、それがライターという職業なのですが……
ところが僕の場合、いつからか、人前に出ながら取材&執筆活動をするようになっていました。
まずは講演から始まりました。
するとセミナーや講座の講師の依頼が来るようになりました。
やがてラジオやテレビにゲストで出演するようになり、ついにはレギュラーの番組まで持つようになりました。
加えて根っからの出たがりの性分からか、各種のイベントに参加したり、自らのバンドでライブ活動なんかを始めるものだから、物珍しさもあり、読者が会いに来るようになりました。
ゆえに、いつしか 「会いに行けるライター」 になっていたというわけです。
昨日、高崎市内の公民館で、講演を行いました。
会場に到着して、職員らにあいさつをした早々、館長から言われました。
「私、先生のファンなんです。ほら、これ」
そう言って、差し出されたのは、僕が地元紙に連載しているエッセイの切り抜きファイルでした。
また開演前、廊下ですれ違った参加者からは、
「今日の講師の先生ですか? わ~! いつも名前は見て知っていましたが、お顔を拝見するのは初めてです。どんな方なのかと思って、楽しみにして来ました」
と声をかけられました。
うれしいですね。
こんなとき、つくづく、ただのライターではなく、「会いに行けるライター」 で良かったと思います。
講演中も、膝の上に僕の著書を置いている聴講者の姿を何人か見かけました。
また、「○○は観ました?」 と、僕が出演したテレビ番組名を言うと、数人ですが 「ハーイ」 と手を挙げてくださいました。
ああ、みんな、会いに来てくれたんだ~!
そう思うと、初めて会った人たちなのに、なんだかとても愛おしく思えてくるから不思議ですね。
この夏、まだまだ僕は、いろんな所に出没しますよ!
ぜひ、会いに来てください。
そして可能な限り、お話をしましょう。
待ってまーす!
Posted by 小暮 淳 at 10:52│Comments(0)
│講演・セミナー