2024年08月12日
赤子にマシンガン
連日の夜更かしで、「宵っパリ」 になってしまった人も多いんじゃありませんか?
まあ、僕も人並みに毎晩、ほどほどに観戦していました。
今朝、パリ・オリンピックが閉幕しました。
メダルの数も海外五輪では最多、またブレイキンなどの新種目の競技もあったりして、十分に楽しませていただきました。
選手のみなさんには、「お疲れさまでした」 「感動をありがとう」 と心よりお礼を言いたいと思います。
その一方で、残念なことも多々ありました。
それはSNS上での、負けた選手への心無い誹謗中傷の数々です。
残念でなりません。
他人に言われるまでもなく、結果が出せなくて一番悔しい思いをしているのは、選手本人です。
応援したというだけで、何を勘違いしているのか、監督やコーチになった気分で非難を浴びせるのは、愚の骨頂です。
この偽善的言葉の暴力って、なんとかなりませんかね。
今回の誹謗中傷に対して、日本バレーボール協会会長の川合俊一さんは、こうコメントしています。
「百発百中の成功はありえません。どうか愛のある応援をお願いします」
SNSなんて、無ければよかった……
そう思った選手もいたかもしれませんね。
この、傷口に塩を塗るような悪質な書き込みを絶対に許しません。
が、一向に法整備は追いつかず、野放し状態です。
これって、人間が生み出した “便利” と “犯罪” ですよね。
世の中の進歩に対して、使う側の成熟が追い付いていない。
“便利” を使いこなせていないから、動機も自覚もない “犯罪” に手を出してしまう。
これは暴発です!
いうなれば、赤ん坊に、おもちゃとしてマシンガンを与えてしまっている状態ではないでしょうか?
必ず暴発します。
今一度、“便利” の怖さを見つめ直したほうがいいですね。
いつなんどき、自分が被害者になるかわかりません。
いや、指先一つで、加害者にだってなりうる時代なのです。
Posted by 小暮 淳 at 12:13│Comments(0)
│つれづれ