2024年12月02日
入れたモノは出せ!
これも歳を重ねた者の役回りなんでしょうか?
若い人から相談を受けることが多くなりました。
若い人といっても40~50代ですが、みなさん、仕事に家庭に人生に、迷いに迷っている様子。
何を、そんなに迷っているのかと聞けば、みなさん、一様に悩まなくていいことに悩んでいます。
一言でいえば、“情報過多” です。
自分に必要な情報だけ取り入れていれば、迷うことはないのですが、これが令和の現代は、ありとあらゆる情報が、自分の意志とは関係なく飛び込んで来ます。
すべては、目と耳からの情報なんですね。
「見る」 と 「聞く」 です。
スマホを見る、テレビや映画を観る、本や雑誌を読む、ラジオや音楽を聴く……
これらは、すべて脳にインプット (入力) されます。
情報量が多過ぎて、脳は、どれが正しい情報なのか、分からなくなっています。
中にはフェイク (うそ) 情報もあり、脳の情報処理能力は追いつきません。
しまいには、その情報量に押しつぶされてしまい、自分は何をすべきなのかまで、見失ってしまいます。
だから僕は、こう助言します。
「すべて吐き出せ!」 と。
目と耳から入れた情報を、今度は口と手を使ってアウトプット (出力) するのです。
「話す」 「書く(描く)」 です。
体全体を使って、踊ったり、演じたりするのもいいですね。
アウトプットするということは、入った情報を脳が選択をして、必要なものだけを自分の言葉 (表現) として選び、他者へと伝えます。
これにより、情報過多を回避することができるのです。
さあ、みなさん、頭の中の雑多な情報を一度、整理しましょう。
年末の大掃除です。
「ああ、自分は、これが好きだったんだ!」 「本当は、こんなことがやりたかったんだ!」 と、思わぬ発見があるかもしれませんよ。
悩むのは、それからです。
Posted by 小暮 淳 at 10:29│Comments(0)
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