2010年03月21日
文人たちが愛した湯
今日は、県からの依頼原稿で、「文人たちの愛した湯」と題したコラムを書きました。
数々の名湯が湧く関東の奥座敷として、群馬県には古くから著名な文人墨客らがたくさん訪れています。
有名なところでは、歌人の若山牧水。大正時代に、たびたび訪れては紀行文を残しています。「みなかみ紀行」では、草津温泉をスタートに、花敷温泉、沢渡温泉、四万温泉、法師温泉、笹の湯(現・猿ヶ京温泉)、湯宿温泉、老神温泉、白根温泉と、群馬県を西から東へ横断しています。お付きの者がいたとはいえ、わずか14日間で歩き抜いています。
草津温泉や伊香保温泉、水上温泉という名湯地には、夏目漱石、芥川龍之介、島崎藤村、高村光太郎、北原白秋、田山花袋……といったそうそうたる文人たちが滞在しています。法師温泉には、川端康成、直木三十五が訪れています。
意外と知られていないのが、太宰治です。昭和11年に谷川温泉、15年に四万温泉に滞在しています。
ここ数年、太宰ブームが続いています。群馬県はどうして、“太宰の愛した湯”として群馬の温泉地をもっとPRしないのでしょうか? 太宰ファンが、ドッとやって来ると思いますがね。
群馬県は、本当に観光PRが下手な県ですな。
数々の名湯が湧く関東の奥座敷として、群馬県には古くから著名な文人墨客らがたくさん訪れています。
有名なところでは、歌人の若山牧水。大正時代に、たびたび訪れては紀行文を残しています。「みなかみ紀行」では、草津温泉をスタートに、花敷温泉、沢渡温泉、四万温泉、法師温泉、笹の湯(現・猿ヶ京温泉)、湯宿温泉、老神温泉、白根温泉と、群馬県を西から東へ横断しています。お付きの者がいたとはいえ、わずか14日間で歩き抜いています。
草津温泉や伊香保温泉、水上温泉という名湯地には、夏目漱石、芥川龍之介、島崎藤村、高村光太郎、北原白秋、田山花袋……といったそうそうたる文人たちが滞在しています。法師温泉には、川端康成、直木三十五が訪れています。
意外と知られていないのが、太宰治です。昭和11年に谷川温泉、15年に四万温泉に滞在しています。
ここ数年、太宰ブームが続いています。群馬県はどうして、“太宰の愛した湯”として群馬の温泉地をもっとPRしないのでしょうか? 太宰ファンが、ドッとやって来ると思いますがね。
群馬県は、本当に観光PRが下手な県ですな。
Posted by 小暮 淳 at 16:58│Comments(0)
│温泉雑話