2010年04月29日
猪ノ田温泉 「久惠屋旅館」②
一昨日、猪ノ田温泉からお土産をもらって帰ったと書きましたが、何をもらったのかというと、それは“源泉”です。
以前、慢性の乾燥肌に悩んでいる話をしたら、女将さんがペットボトルに1本、源泉をくれました。おかげさまで、その冬は、床に入ってからのイヤなかゆかゆ病に悩まされずに済みました。
宿に残る明治19年に旧多野郡日野村役場が発行した「分析表及び効能書」という文書の中に、こんな一文があります。
『猪田鉱泉ハ古来ヨリ猪田川ノ川邊ニ湧出シ薬師ノ湯ト称ス』
猪ノ田の湯は、明治の初めから「皮膚病に効く」という評判が高く、県内はもとより遠く関西方面からも、ケガや肌荒れに悩む人たちが、はるばる湯治にやって来ていました。今でも医者に見放された患者たちが、ワラをもつかむ思いで訪れています。
もう何年も前ですが、僕が某雑誌に、ここの湯のことを「アトピー性皮膚炎に効果がある」と書いたところ、編集室にかなりの問い合わせがあったといいます。すでにその雑誌は3年前に廃刊になっているのですが、発行元へはいまだに問い合わせがあると聞きました。
現在の温泉法では、成分がなくても25度以上あれば、温泉と名乗れてしまいます。
しかし、古来より沸かしてまで浴した鉱泉には、病気の治癒効果が高く、薬湯と呼ばれる温泉が多いのです。
※久惠屋旅館では、ペットボトル大小の源泉を販売しています。
以前、慢性の乾燥肌に悩んでいる話をしたら、女将さんがペットボトルに1本、源泉をくれました。おかげさまで、その冬は、床に入ってからのイヤなかゆかゆ病に悩まされずに済みました。
宿に残る明治19年に旧多野郡日野村役場が発行した「分析表及び効能書」という文書の中に、こんな一文があります。
『猪田鉱泉ハ古来ヨリ猪田川ノ川邊ニ湧出シ薬師ノ湯ト称ス』
猪ノ田の湯は、明治の初めから「皮膚病に効く」という評判が高く、県内はもとより遠く関西方面からも、ケガや肌荒れに悩む人たちが、はるばる湯治にやって来ていました。今でも医者に見放された患者たちが、ワラをもつかむ思いで訪れています。
もう何年も前ですが、僕が某雑誌に、ここの湯のことを「アトピー性皮膚炎に効果がある」と書いたところ、編集室にかなりの問い合わせがあったといいます。すでにその雑誌は3年前に廃刊になっているのですが、発行元へはいまだに問い合わせがあると聞きました。
現在の温泉法では、成分がなくても25度以上あれば、温泉と名乗れてしまいます。
しかし、古来より沸かしてまで浴した鉱泉には、病気の治癒効果が高く、薬湯と呼ばれる温泉が多いのです。
※久惠屋旅館では、ペットボトル大小の源泉を販売しています。
Posted by 小暮 淳 at 18:12│Comments(0)
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