2010年05月03日
アトピーに効く温泉
愛犬のマロ君と散歩をしていると、町内の人からよく声をかけられます。
最近は、新聞や雑誌にコラムやエッセーを書いているので、近所の人も僕がどんな仕事をしている人か分かったようで、温泉のことを聞かれることが多くなりました。
先日もキャベツをくれたおじいさんが、「孫がアトピーでね。どこかいい温泉はないかい?」と聞いてきました。
もちろん親切に、思い当たるいくつかの温泉名を教えてあげたのですが、温泉に絶対という言葉はありません。あくまでも「効くといわれている」温泉であることを強調しておきました。
昔から「温泉は病気には効かないが、病人に効く」といいます。
温泉分析書の適応症(一般に効能という)の欄を見てもらうと分かるのですが、一切病気名というのはありません。すべて慢性の症状です。神経痛や筋肉痛、リウマチ、関節痛、五十肩などなど。
ときどき難病の病名を示し、「治った!」と告知している温泉がありますが、法律的には薬事法違反にあたります。
アトピー性皮膚炎は、現代病の1つです。医者の治療でも完治しない場合が多いので、病気というよりは、これも慢性症といえるのではないでしょうか。
古来より、群馬県には皮膚病に効くと言われてきた温泉が多くあります。思いつくだけあげてみると……
猪ノ田温泉(藤岡市)、坂口温泉(旧吉井町)、野栗沢温泉(上野村)、亀沢温泉(旧倉渕村)などでしょうか。
医学の発達した現在でも、アトピーをはじめ皮膚病が治ったとの感謝の手紙が、全国から届いている温泉です。実際に、僕も療養に通う湯治客らに会いました。温泉の泉質には、医学だけでは解明できない、「霊験」という成分が含有されているのかもしれませんね。
ちなみに、上にあげた4つの温泉に共通しているの事柄があるのですが、わかりましたか?
1つは、すべて冷鉱泉(亀沢も昔は冷鉱泉でした)。もう1つは、西または南上州であることです。
北は名湯と呼ばれる熱い温泉が湧きますが、南は薬湯と呼ばれる冷たい温泉が湧いています。
これが、群馬の温泉の特徴です。
最近は、新聞や雑誌にコラムやエッセーを書いているので、近所の人も僕がどんな仕事をしている人か分かったようで、温泉のことを聞かれることが多くなりました。
先日もキャベツをくれたおじいさんが、「孫がアトピーでね。どこかいい温泉はないかい?」と聞いてきました。
もちろん親切に、思い当たるいくつかの温泉名を教えてあげたのですが、温泉に絶対という言葉はありません。あくまでも「効くといわれている」温泉であることを強調しておきました。
昔から「温泉は病気には効かないが、病人に効く」といいます。
温泉分析書の適応症(一般に効能という)の欄を見てもらうと分かるのですが、一切病気名というのはありません。すべて慢性の症状です。神経痛や筋肉痛、リウマチ、関節痛、五十肩などなど。
ときどき難病の病名を示し、「治った!」と告知している温泉がありますが、法律的には薬事法違反にあたります。
アトピー性皮膚炎は、現代病の1つです。医者の治療でも完治しない場合が多いので、病気というよりは、これも慢性症といえるのではないでしょうか。
古来より、群馬県には皮膚病に効くと言われてきた温泉が多くあります。思いつくだけあげてみると……
猪ノ田温泉(藤岡市)、坂口温泉(旧吉井町)、野栗沢温泉(上野村)、亀沢温泉(旧倉渕村)などでしょうか。
医学の発達した現在でも、アトピーをはじめ皮膚病が治ったとの感謝の手紙が、全国から届いている温泉です。実際に、僕も療養に通う湯治客らに会いました。温泉の泉質には、医学だけでは解明できない、「霊験」という成分が含有されているのかもしれませんね。
ちなみに、上にあげた4つの温泉に共通しているの事柄があるのですが、わかりましたか?
1つは、すべて冷鉱泉(亀沢も昔は冷鉱泉でした)。もう1つは、西または南上州であることです。
北は名湯と呼ばれる熱い温泉が湧きますが、南は薬湯と呼ばれる冷たい温泉が湧いています。
これが、群馬の温泉の特徴です。
Posted by 小暮 淳 at 14:34│Comments(0)
│温泉雑話