2011年08月04日
カンヅメ あけたら
昨夜遅く、無事に脱稿いたしました。
「脱稿」とは、すべての原稿を書き上げることです。
僕は最後の原稿は、いつも 「あとがき」 と決めています。
原稿用紙にして3枚ちょっと(1,300字程度) の内容ですが、書き出すときは、多少の緊張を要します。
何を書くかは、すでに制作途中から考えていますが、いざ書き出すと、グイグイと胸に迫り来るものがあるんですね。
なんだか、書き上げてしまうのが惜しいような……。
気分としては、文化祭の後夜祭の興奮状態とでも言えば、ニュアンスは伝わりますかね。
「あぁ、あと数行で、終わってしまう~」
という寂莫感というか、虚無感というか、喪失感というか……。
取材を始めて10ヵ月。
「なんて、ゴールは遠いんだぁ」 と制作中は、莫大な取材量と原稿量を目の前に、辟易(へきえき)していたのも事実です。
なのに、もう少しで終わると思うと、急に別れが惜しくなってしまうのですから、執筆作業とは不思議なものです。
それでも、始まりがあれば、必ず終わりはやって来ます。
「終わったー!」
と、一人で深夜の仕事場で、ガッツポーズ!
書き上げた原稿をメールにて送信のあと、階下へ降りて行き、冷蔵庫の中からビールを取り出し、プルタブを思いっきり引き上げます。
「お疲れさん」
と自分に向かって、カンパイ。
こんなとき、なぜかいつも思い出すのがマラソン選手の有森裕子の言葉。
「自分をほめてあげたい」
そーだよ、自分で自分をコキ使ったんだもの、まずは自分で自分をほめてあげなくっちゃ。本気でやってた自分がすねちゃいますよ。「次からお前一人でやれよ」なんて言われたら、なまけ者の僕は、お手上げです。
まずは、頑張ったもう一人の自分にエールです。
一夜明けて、カンヅメ生活も明け、さあ、今日くらいは朝からのんべんダラ~リと一日読書でもいそしもうかと考えていたのですが、そうは問屋が卸してくれないんですね。
僕の手帳の白紙も、昨日まででストップ。
今日の朝イチから、会議であります。
早くも県の観光情報誌の秋号の制作がスタートを切ってしまったのです。
原稿入稿のリミットは、今月の20日。
なに? 20日だぁー!
おいおい、あと2週間しかないじゃんよ。
しかも間には、お盆休みもまたいでいるし……。
と、思ったら、「小暮さん、はい、これ」 とディレクターから大きな茶封筒がドーンと手渡された。
中身は、出版部から返ってきた100ページを超える本文のゲラ原稿です。
今週中に、全ページの校正チェックだってか~~っ!
あーあ、こんなことなら、カンヅメを明けるんじゃなかったよ。
「脱稿」とは、すべての原稿を書き上げることです。
僕は最後の原稿は、いつも 「あとがき」 と決めています。
原稿用紙にして3枚ちょっと(1,300字程度) の内容ですが、書き出すときは、多少の緊張を要します。
何を書くかは、すでに制作途中から考えていますが、いざ書き出すと、グイグイと胸に迫り来るものがあるんですね。
なんだか、書き上げてしまうのが惜しいような……。
気分としては、文化祭の後夜祭の興奮状態とでも言えば、ニュアンスは伝わりますかね。
「あぁ、あと数行で、終わってしまう~」
という寂莫感というか、虚無感というか、喪失感というか……。
取材を始めて10ヵ月。
「なんて、ゴールは遠いんだぁ」 と制作中は、莫大な取材量と原稿量を目の前に、辟易(へきえき)していたのも事実です。
なのに、もう少しで終わると思うと、急に別れが惜しくなってしまうのですから、執筆作業とは不思議なものです。
それでも、始まりがあれば、必ず終わりはやって来ます。
「終わったー!」
と、一人で深夜の仕事場で、ガッツポーズ!
書き上げた原稿をメールにて送信のあと、階下へ降りて行き、冷蔵庫の中からビールを取り出し、プルタブを思いっきり引き上げます。
「お疲れさん」
と自分に向かって、カンパイ。
こんなとき、なぜかいつも思い出すのがマラソン選手の有森裕子の言葉。
「自分をほめてあげたい」
そーだよ、自分で自分をコキ使ったんだもの、まずは自分で自分をほめてあげなくっちゃ。本気でやってた自分がすねちゃいますよ。「次からお前一人でやれよ」なんて言われたら、なまけ者の僕は、お手上げです。
まずは、頑張ったもう一人の自分にエールです。
一夜明けて、カンヅメ生活も明け、さあ、今日くらいは朝からのんべんダラ~リと一日読書でもいそしもうかと考えていたのですが、そうは問屋が卸してくれないんですね。
僕の手帳の白紙も、昨日まででストップ。
今日の朝イチから、会議であります。
早くも県の観光情報誌の秋号の制作がスタートを切ってしまったのです。
原稿入稿のリミットは、今月の20日。
なに? 20日だぁー!
おいおい、あと2週間しかないじゃんよ。
しかも間には、お盆休みもまたいでいるし……。
と、思ったら、「小暮さん、はい、これ」 とディレクターから大きな茶封筒がドーンと手渡された。
中身は、出版部から返ってきた100ページを超える本文のゲラ原稿です。
今週中に、全ページの校正チェックだってか~~っ!
あーあ、こんなことなら、カンヅメを明けるんじゃなかったよ。
Posted by 小暮 淳 at 21:17│Comments(6)
│執筆余談
この記事へのコメント
カンヅメを開けたら何か美味しいものでも出てきたという話かなあ~と思って見ていても、なかなかおいしい話が出てこない。
美味しい話ではなく、カンヅメ開けるのが早すぎたという話でしたね(笑)
今度は、自宅ではなく、なかなか出て来れないような核シェルターに入って執筆活動をしてみては。
前橋近くに、核シェルターがあるかどうかは知りませんが(笑)
美味しい話ではなく、カンヅメ開けるのが早すぎたという話でしたね(笑)
今度は、自宅ではなく、なかなか出て来れないような核シェルターに入って執筆活動をしてみては。
前橋近くに、核シェルターがあるかどうかは知りませんが(笑)
Posted by ヒロ坊 at 2011年08月05日 09:34
佳境になりましたね!
気になるのは、表紙デザイン。
また裏話をお聞かせください。
気になるのは、表紙デザイン。
また裏話をお聞かせください。
Posted by ぴー at 2011年08月05日 11:22
ヒロ坊さんへ
僕の夢は、美人女将のいる温泉宿でカンヅメになって、執筆活動をすることです。
「せんせーっ、お風呂にしますか? 食事にしますか? それとも……」
なーんていう妄想を夢に描きながら、日々頑張っております。
ぴーさんへ
表紙デザインは、すでに業界内でウワサになるほどの素晴らしい出来上がりとなっています。
とっても神秘的な写真で、すでにポスター化の話も上がっています。
乞う、ご期待ですぞっ!
僕の夢は、美人女将のいる温泉宿でカンヅメになって、執筆活動をすることです。
「せんせーっ、お風呂にしますか? 食事にしますか? それとも……」
なーんていう妄想を夢に描きながら、日々頑張っております。
ぴーさんへ
表紙デザインは、すでに業界内でウワサになるほどの素晴らしい出来上がりとなっています。
とっても神秘的な写真で、すでにポスター化の話も上がっています。
乞う、ご期待ですぞっ!
Posted by 小暮 at 2011年08月05日 14:47
小暮せんせ~い
夢が叶うのは、もうすぐそこですよ
美人女将のいる温泉宿は、もうリストアップしていますか?(笑)
夢が叶うのは、もうすぐそこですよ
美人女将のいる温泉宿は、もうリストアップしていますか?(笑)
Posted by ヒロ坊 at 2011年08月05日 15:49
仕事に恵まれ 嬉しい悲鳴と 受け取りますが
消費者のズレた 認識を矯正するには
小暮様の 本が1番良いので
d(^-^)
年内は 堪えてください
消費者のズレた 認識を矯正するには
小暮様の 本が1番良いので
d(^-^)
年内は 堪えてください
Posted by momotaka at 2011年08月05日 16:48
ヒロ坊さんへ
はい、バッチリです!
年齢別、スタイル別、器量別にジャンル分けして(笑)。
momotakaさんへ
はい、肝に銘じておきます。
その前に、まだまだ、やらねばならないことが山とありますので。
夢は、見ているうちが楽しいので、そっと大切にしておきます。
はい、バッチリです!
年齢別、スタイル別、器量別にジャンル分けして(笑)。
momotakaさんへ
はい、肝に銘じておきます。
その前に、まだまだ、やらねばならないことが山とありますので。
夢は、見ているうちが楽しいので、そっと大切にしておきます。
Posted by 小暮 淳
at 2011年08月06日 16:48
