2012年01月20日
下仁田ねぎのナゾ
僕は、仕事の内容によって、肩書きを使い分けています。
温泉の記事を書いたり、温泉関係で取材を受けたり、講演や講座を依頼されたときは 「温泉ライター」 と名乗ります。
ただし、自分から名乗るのはそこまでであって、勝手に先方が都合の良い肩書きを付けてしまうこともあります。
「温泉評論家」「温泉研究家」「温泉作家」「温泉ルポライター」「温泉ジャーナリスト」 など、書きたい放題です。
でも、そもそも肩書きなんて、自分で付けるものでなく、仕事相手が決めるものだと思っていますから、いつもおまかせしています(自分で肩書きを付けると、「自称」 になりかねませんから)。
ただ、温泉以外の取材や執筆のときは、「フリーライター」 と名乗ります。
とても幅が広くて、便利な肩書きなので、ふだんは、ほとんど 「フリーライター」 を使っています。
ですから僕の名刺は、ただ 「writer」 とだけ印刷されているんですよ。
これなら、「温泉ライター」 でも 「フリーライター」 でも、TPOに合わせて自由に名乗れますからね。
で、今日は雪の中、フリーライターとしての取材に、西毛地区(群馬県西部) を飛び回ってきました。
読者の皆さんは、覚えていますか?
以前、僕が群馬名産 「下仁田ねぎ」 のことをブログに書いたことを・・・。
(12月18日の 『寝ずに今夜は下ネタねえさん』 参照)
このとき、ブログに、さる方がコメントをくださいました。
「上毛かるたの札に描かれているネギの絵は、下仁田ねぎではない」 と!
確かに、そーなのですよ。
あんなにも特徴的な形をした下仁田ねぎなのに、スラ~ッとした長ネギが描かれているんですね。
なぜ?
どーして?
もしかして、これって、“謎学の旅” の始まり?
と、いうことで、僕の頭の中は、昨年の暮れから 「下仁田ねぎ」 で、いっぱいになってしまったんです。
ネット検索はもちろんのこと、図書館に通い文献の収集、下仁田生産農家へのインタビュー、上毛かるた競技会へのコメントとり・・・
とにかく、なんで、上毛かるたの 「ね」 の札 『ねぎとこんにゃく下仁田名産』 には、下仁田ねぎが描かれていないのだーーーーっ!!!
責任者、出て来ーーーい!
と、日々、東奔西走して、地道に取材活動を続けていたのであります。
そして、今日。
いよいよ、掲載が決まった某誌の編集長と連れ立って、本丸へと乗り込みました。
1人は、ベストセラー 『「上毛かるた」で見つける群馬のすがた』 の企画・編集にたずさわった某学芸員を直撃!
もう1人は、下仁田役場の農林建設課の某職員を奇襲!
ついに核心に触れる真実をつかんでまいりましたよ。
なぜ、「上毛かるた」 に下仁田ねぎは描かれなかったのか?
そして、本当の下仁田ねぎ発祥の地は、どこなのか?
掲載日が決定しましたら、ご報告します。
謎学の旅は、つづく・・・
Posted by 小暮 淳 at 18:02│Comments(7)
│取材百景
この記事へのコメント
このところ
仕事先の人から、買った(正確には、売りつけられた)下仁田ねぎがキッチンに、こだくさん鎮座しております。
元々は 4箱 だったので、八百屋並みの数でした一時。
ここまで下仁田ねぎにつくしたら、真相気になりますねーーーー
仕事先の人から、買った(正確には、売りつけられた)下仁田ねぎがキッチンに、こだくさん鎮座しております。
元々は 4箱 だったので、八百屋並みの数でした一時。
ここまで下仁田ねぎにつくしたら、真相気になりますねーーーー
Posted by ぴー at 2012年01月21日 09:00
ご報告たのしみにお待ちいたしております。わが家のお歳暮(県外へ)は毎年下仁田ネギに決まり。もう何十年も。毎年たのしみにしていただいております。下仁田ネギ ほんとほんと美味しいですもの。
Posted by しをりちゃん at 2012年01月21日 09:56
ぴーさん、しをりちゃんへ
下仁田ねぎ、本当に美味しいですよね。
軽く焼いて、田楽みそを塗って食べたら、これまたウマイ!
日本酒が、進みます。
そんな、美味しい下仁田ねぎのナゾを解き明かします。
下仁田ねぎ、本当に美味しいですよね。
軽く焼いて、田楽みそを塗って食べたら、これまたウマイ!
日本酒が、進みます。
そんな、美味しい下仁田ねぎのナゾを解き明かします。
Posted by 小暮 淳
at 2012年01月21日 17:58

本当の下ネタネギ(間違えた下仁田ネギ)を食べてみたい。
殿さまネギの下仁田ネギしか食べた事が無い気がする{自分で読んでいて意味不明のような気がするので、他に人は本当に意味不明かも(笑)}
殿さまネギの下仁田ネギしか食べた事が無い気がする{自分で読んでいて意味不明のような気がするので、他に人は本当に意味不明かも(笑)}
Posted by ヒロ坊 at 2012年01月22日 14:16
ヒロ坊さんへ
「下仁田ねぎと呼べるのは下仁田産だけ」 と言われてますが、実は 「下仁田ねぎ」 はネギの品種名なので、名乗っても違法ではないそうです(米のコシヒカリと同じです)。
群馬県内では、富岡市や榛東村でも 「下仁田ねぎ」 が作られているそうですよ。
「下仁田ねぎと呼べるのは下仁田産だけ」 と言われてますが、実は 「下仁田ねぎ」 はネギの品種名なので、名乗っても違法ではないそうです(米のコシヒカリと同じです)。
群馬県内では、富岡市や榛東村でも 「下仁田ねぎ」 が作られているそうですよ。
Posted by 小暮 淳
at 2012年01月22日 18:02

核心に触れる真実、楽しみにしてます!
そして、絵札もずんぐりに改訂して欲しいものですね。
そして、絵札もずんぐりに改訂して欲しいものですね。
Posted by 三束雨 at 2012年01月24日 03:07
三束雨さんへ
このたびはヒントをいただき、ありがとうございました。
現在、取材を続行中です。
下仁田ねぎの歴史を追っております。
このたびはヒントをいただき、ありがとうございました。
現在、取材を続行中です。
下仁田ねぎの歴史を追っております。
Posted by 小暮 at 2012年01月24日 11:55