2012年03月31日
猿ヶ京温泉 「ロッジガル二」
昨日は、朝食のあと、散歩を兼ねて、赤谷湖へ向かい坂を下り、「ロッジガル二」 を訪ねました。
ガル二とは、フランス語で 「安宿」 のことなのだそうですが、とにかく以前から気になっていた温泉宿です。
木造のコテージタイプの建物が、ガタボコとアパートのように6つ連なっています。
その各々の屋根からは、ニョキニョキと煙突が伸びている。
まさか、最初は温泉宿とは思いませんでした。
「ロッジガル二」 は、3つの棟からなっています。
それも道をはさんで、左がラウンジを兼ねたレストラン棟、向かいが宿泊棟、その隣に単独で浴室棟(湯屋)があります。
宿泊棟には、メゾネットタイプの部屋が6室。
とにかく、広い!
1階のリビングには、薪ストーブにキッチン、ユニットバスを完備。
2階の寝室までは吹き抜けになっていました。
これで1泊2食、9,600円~というのにも驚いた!
実は、昨日紹介した 「旅籠屋 丸一」 と同経営の宿なのです。
徹底して、“いいものを安く提供” を貫いています。
で、ここで僕は、思わぬモノと出合ったのであります。
前の日、オーナーで 「旅籠屋 丸一」 の15代目主人にお会いしたときに、いただいた名刺を見て、「あれ、これは…」 と一瞬よぎったことがあったのですよ。
それは、名刺に描かれていた“絵”です。
良く知っている作家の絵に、タッチが似ていたのです。
でも名刺の絵は小さくて、その時はやり過ごしてしまいました。
しかし一昨晩、泊まった離れの廊下に飾ってある水彩画を見て確証しました。
久保繁の絵だっ!
そうです、以前、このブログでも紹介した僕の同級生の久保繁君です。
小学校と中学校をともに通い、大人になってからは一緒にアジアを旅した畏友の画家であります。
(久保繁についての詳しくは、当ブログ1月21日 「50代への挑戦~我が良き友よ~」 を参照ください)
そして、今度は 「ロッジガル二」 のラウンジの壁いっぱいに、彼の絵が飾られていたのです。
もう、見ているだけで胸に込み上げて来るものがありました。
うれしいんですよ。
一緒に頑張ってきた時期がありましたからね。
「俺は、物書きになる」
「俺は、絵描きになる」
って。
もちろん、彼の個展には、行ける限り顔を出していますよ。
でも、ギャラリー以外で、こうして展示されている彼の絵を見るのは初めてだったのです。
不思議なものですね。
自分のことのように、うれしくて、うれしくて仕方がないんですよ。
オーナーに話を聞けば、先代が気に入って買っている作家なのだと言います。
おい、久保っち、スゲーじゃねーかよ!
本当に、画家になっちゃったんだな!
友人なんて、いつも遠くからしか見ていないし、応援はしていても、直接力にはなれないものです。
それは、お互いさまだけど、でも、こうして友の絵が何枚も何枚も飾られている光景を見ていると、やっぱり嬉しくて、うれしくて・・・
10年前、彼と2人でベトナムを旅して、夢を語り合ったことを、今、僕は誇りに思っています。
久保っち、ありがとう!
なんだか勇気をもらったよ。
“50代への挑戦” は、まだ始まったばかりだ!
Posted by 小暮 淳 at 18:42│Comments(5)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
今、とても迷ってます。
4月後半、茨城に住んでいる幼馴染と温泉に、女二人旅で一泊します。
子育て主婦にとっては、大事な2日間。
先日まで四万温泉をイメージしていましたが、猿ヶ京もいってみたい!
どうしよう…。
4月後半、茨城に住んでいる幼馴染と温泉に、女二人旅で一泊します。
子育て主婦にとっては、大事な2日間。
先日まで四万温泉をイメージしていましたが、猿ヶ京もいってみたい!
どうしよう…。
Posted by 繭りん at 2012年03月31日 19:57
トンネルの向こうは 雪国で
高半に行く時は 真っ白
古湯はいいですなぁ〜 館内には 飽きたけど
高半に行く時は 真っ白
古湯はいいですなぁ〜 館内には 飽きたけど
Posted by momotaka at 2012年03月31日 23:00
トンネルの向こうは 雪国で
高半に行く時は 真っ白
古湯はいいですなぁ〜 館内には 飽きたけど
高半に行く時は 真っ白
古湯はいいですなぁ〜 館内には 飽きたけど
Posted by momotaka at 2012年03月31日 23:00
以前からの友人が頑張っているって自分の励みにもなりますね。昨日は32年ぶりに下宿していたところのおばさんに会ってきました。歳は取りましたが元気な姿を見てすごく嬉しかった(^^) 今、札幌からです。
Posted by kaoru kimura at 2012年04月01日 08:09
繭りんさんへ
猿ヶ京温泉は、第2の四万温泉と言っていいくらい、湯と水と人が良い温泉地です。
この際、両方行ってみてくださいな。
momotakaさんへ
湯沢温泉の「高半」ですね。
創業者、高橋半六氏によって発見された古湯。
さすが、いい湯を知っておられる。
kaoru kimuraさんへ
今度、じっくり土産話を聞かせてください。
お気をつけて、良い旅を!
猿ヶ京温泉は、第2の四万温泉と言っていいくらい、湯と水と人が良い温泉地です。
この際、両方行ってみてくださいな。
momotakaさんへ
湯沢温泉の「高半」ですね。
創業者、高橋半六氏によって発見された古湯。
さすが、いい湯を知っておられる。
kaoru kimuraさんへ
今度、じっくり土産話を聞かせてください。
お気をつけて、良い旅を!
Posted by 小暮 at 2012年04月01日 16:56