2013年11月04日
人生の分岐点
さる団体から原稿の執筆依頼を受けました。
創設15周年の記念事業として、「人生の分岐点(仮)」 というタイトルの記念本を出版するので、ついては、自分の人生を変えた出来事や出会いをテーマに原稿を書いてほしいとのことでした。
代表から直々に連絡をいただいたのですから、これは書かないわけにはなりません。
人生の分岐点・・・
いわゆる、ターニングポイントですね。
55年間も生きてきたのですから僕にだって、いくつかあります。
不思議なもので、ターニングポイントって、過ぎてからでないと気づかないものです。
それも、何十年と時を経て、やっと、「ああ、あの時がそうだったんだ」 と、しみじみ感じるものです。
たとえば僕の場合・・・
中学1年生の時に出合った吉田拓郎(当時は、よしだたくろう) のアルバム 『元気です』。
それ以来、ファークソング狂いのバカ息子となり、10代をムダにし、20代を棒にふってしまいました。
でもね、昔とった杵柄(きねづか) なんですかね。
50歳を過ぎた今でも、バンド活動なんかやりながら楽しませてもらっています。
29歳、妻帯者なのに無職。
主夫業をしながら毎日家にいる僕に、見かねた家内が差し出した求人広告の切り抜き。
“求む! 編集者”
タウン誌編集者としての新たな人生が始まりました。
37歳でフリーランスのライターに。
会社を辞めたきっかけは、社長を殴ってしまいそうだったから。
「そんなことしたら傷害罪で捕まるわよ。殴る前に辞表を出してきなさいよ」
またしても、家内のひと言が人生の分岐点で、背中を押してくれました。
42歳のとき。
四万温泉で開催された 『探四万(さがしま)展』 というイベントおよびシンポジュームに、コピーライターとして参加。
このときの体験がきっかけとなり、県内の全温泉地を回りだしました。
と今、思い浮かぶだけでも、これだけのターニングポイントがありました。
さらに人との出会い、旅での出来事を加えれば、まだまだたくさんありそうです。
さて、どの 「人生の分岐点」 を書きましょうかね?
いったい自分が、どのターニングポイントについて書くのか、今から楽しみになってきました。
たまには、こんなテーマの原稿依頼も、いいものです。
Posted by 小暮 淳 at 21:22│Comments(0)
│執筆余談