2013年11月09日
新聞や雑誌には書けないこと
僕の職業は、ライター(文筆業) です。
だから取材をして、記事を書くことが仕事です。
当然のことですが、取材により “真実” を知り、それを文章にしています。
では、“真実” のすべてを文章にしているのか?といえば、残念ながら、そうではありません。
世の中には “報道の自由” もありますが、目に見えない “規制” も存在します。
なんでも、かんでも、“真実” を書けば良いというものではありません。
実際、新聞社や雑誌社の編集者により、原稿を書き直させられたことがあります。
たとえば、温泉の記事を書く場合、「薬事法」 という壁があります。
化学的、医学的根拠もなしに、「病気が治った」 とは書けません。
また、レジオネラ菌や塩素消毒、温泉偽装問題など、“真実” を知っているからと、のべつまくなし告発するわけにもいきません。
“真実” を書いてはいますが、“すべて” ではないということです。
でも、これはこれで、書き手としてフラストレーションがたまるものなのです。
「本当のことが、言いたい!」
「実は、こんなことも起きているんだぞ!」
ってね。
唯一、僕にとって、この “温泉裏事情” を堂々と発表できる場が、「ライブ」 なんです。
講演やセミナーなどの場です。
これは、お笑い芸人が、テレビでは見せられないネタを劇場で披露するのに、似ているかもしれませんね。
それでも過去には、毒舌が過ぎて、主催者から注意を受けたことがありましたが、文章と違ってトークは、その場限りで消えてしまいますから。
ライブ会場に来たお客様だけの特権ということで、許してもらっています。
何より、文章と違って、公演やセミナーは直接、お客様と言葉のキャッチボールができるのが最大の魅力です。
文章というのは、どうしても読者の反響が書き手に届くまでに、時間を要してしまいますものね。
僕の職業はライターですが、やっぱり “ライブ” は欠かせない、自己表現の場なのであります。
そんな 「温泉トークライブ」 を、来週、群馬県玉村町で行います。
入場無料ですので、お時間がある方は、ぜひ遊びにいらしてください。
新聞や雑誌には書けないこと。
テレビやラジオでは話せないこと。
温泉にまつわるエトセトラをお話しします。
第19回 ぱる交流会
群馬は温泉パラダイス
~人が元気 地域も元気~
●日 時 2013年11月12日(火)
13:30~15:30
●会 場 ふるハートホール
(群馬県佐波郡玉村町下新田208-4)
●講 師 小暮 淳 (温泉ライター)
●料 金 入場無料
※申込不要。当日、会場にお越しください。
●主 催 一般社団法人 たまむら住民活動支援センター
●問 合 玉村町住民活動サポートセンター ぱる
TEL.0270-65-7155
Posted by 小暮 淳 at 18:06│Comments(0)
│講演・セミナー