2014年10月01日
渋温泉 「ホテル西正」 と外湯めぐり
「やっぱり温泉って、いいですね。つくづく僕は温泉が好きなんだなぁ~って、思いましたよ」
と言うと、ドッとバスの車内に笑いが巻き起こりました。
昨日は、月に1度の野外温泉講座日でした。
僕は6年前からNHK文化センター前橋教室で、温泉の講師をしています。
奇数月は、群馬を飛び出して県外の温泉をめぐっています。
昨日の野外講座地は、長野県の渋温泉でした。
温泉大国、群馬県。
よりも、倍以上も温泉地がある(約200カ所)、全国2位の温泉県です。
(ちなみに1位は北海道、群馬県は8位です)
そんな長野県の中でも名湯の誉れ高い渋温泉。
開湯は奈良時代、行脚僧・行基により発見されたと伝わる1300年の歴史を持つ古湯です。
渋温泉といえば、「外湯めぐり」 が有名です。
石畳が続く小さな温泉街には、外湯(共同浴場) が9湯あります。
が、現在は九番湯の 「大湯」 以外は、旅館宿泊者のみの利用に限られています。
残念!
でも、それじゃあ、温泉講座にならないじゃないの!
と、いうことで、さすがNHKです。
交渉の末、ホテル西正(にしまさ) さんが、休憩場所と外湯めぐりのカギを貸してくださることになりました。
お借りしたカギは、4つ。
1つのカギですべての外湯に入ることができます。
講師と添乗員を含めた20名の受講生は4つの班に分かれ、温泉街へ繰り出しました。
「先生、我々は一番はずれの三番湯へ行きませんか? ここだけ白い湯花が見られるらしいですよ」
とTさん。
「では、私とTさんが先導しながら、出てきた外湯のカギを開けますから、各自、気に入った湯に入ってください」
と、ホテルを出て、男性陣の第1班は歩き出しました。
ホテルのすぐ裏が、四番 「竹の湯」。
メインの温泉街に出て、七番 「七繰(ななくり) の湯」、八番 「神明滝の湯」、九番 「大湯」 とカギを開けて、1人、2人と受講生が外湯に消えていきます。
最後に残った僕とTさんは、一番の 「初の湯」、二番 「笹の湯」 を横目で見ながら、目的の三番 「綿(わた) の湯」へ。
ここだけ、隣接する安代温泉の硫黄系の源泉を引き湯しているとのこと。
“渋い味がする” 温泉地名の由来となった鉄分の多い、茶褐色の湯とは異なる湯とのこと。
期待を込めて、入ったものの・・・アレ?
無色透明で硫黄臭もなく、湯花も漂っていませんでした。
それでも、
「これが天然の温泉というものですよ。これはこれで、良いではありませんか!」
と、いかにも教師然としたコメントを吐きながら、僕はTさんと湯に浸かったのであります。
三番湯の前は、ちょうど運良く酒屋であります。
湯上がりの缶ビールでノドを潤しつつ、次の湯へと歩き出しました。
もちろん最後の “上がり湯” は、ホテル西正の5階にある展望風呂で〆ました。
次回は今月、偶数月の10月は群馬県内の名湯を訪ねます。
それまで、受講生のみなさん、ごきげんよう!
Posted by 小暮 淳 at 11:15│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
ご無沙汰しています(^-^ゞ
渋温泉の外湯は制覇しましたよ(^^)v
他にも長野の野沢温泉の外湯も制覇です
草津の共同浴場19湯も制覇です!分かりにくい共同浴場ばかりで大変でしたけど(笑)
渋温泉の外湯は制覇しましたよ(^^)v
他にも長野の野沢温泉の外湯も制覇です
草津の共同浴場19湯も制覇です!分かりにくい共同浴場ばかりで大変でしたけど(笑)
Posted by うえちゃん at 2014年10月03日 10:18
うえちゃんへ
僕は、渋も野沢も草津も中途半端です。
思えば、たった4ヶ所なのに湯宿温泉も熱すぎて、まだ制覇しきれていません。
どうも、熱いのが苦手なようです。
僕は、渋も野沢も草津も中途半端です。
思えば、たった4ヶ所なのに湯宿温泉も熱すぎて、まだ制覇しきれていません。
どうも、熱いのが苦手なようです。
Posted by 小暮 淳
at 2014年10月04日 13:52
