2016年02月05日
ブログの恩人
「ランチでもしながら、話しませんか?」
時々、そう言って僕を誘い出してくれる某社の社長さん。
彼が社長になる前からですから、かれこれ10年以上の付き合いになります。
「ほらね、こうやって小暮さんのブログをチェックしているわけですよ」
と、レストランのテーブル越しに、スマホの画面をこちらへ向けました。
彼の愛読しているブログ一覧のようです。
僕の名前のほかに、著名なジャーナリストの名前を見ることができます。
何を隠そう、彼こそが、僕にブログを書かせた張本人なのです。
6年前、ネット音痴の僕は、「ブログを書いてみませんか?」 という彼の誘いを一度は断りました。
それでも執拗に彼は、「読者が待っています」 「絶対に話題になりますから」 と僕を口説いて、しまいには 「私が教えますから」 と手取り足取りレクチャーされながら、なんとか書き出したのであります。
その記念すべき開設が2010年2月。
ちょうど今月で満6周年を迎えたことになります。
今までに書いた記事の総数は1,749話、アカウント数は58万4054アクセスになります。
ま、この数が多いのか少ないのか、相変わらずネット音痴の僕には分かりませんが、よくもまあ、飽きもせず、懲りもせず、続いていることだけは確かです。
そして、少なくともブログによる効用があるということです。
テレビ出演や講演の依頼、雑誌の取材や新聞の寄稿など、このブログを通じて、舞い込んで来た仕事は数えきれませんからね。
これは、ひとえに読者のおかげなのですが、その読者に会わせてくれた恩人が、目の前でランチを食べている彼なのであります。
「今度は、夜に会いましょう。以前のように店を決めず、プラプラと街を歩きながら気になる店を何軒もハシゴしましょうよ」
そう言うと彼は、忙しそうに手を振りながら午後の仕事へと出かけて行きました。
まったく僕とは違う生き方をしている人ですが、昔からなんだか馬が合うのであります。
そして、何よりも僕の生き方をいつも肯定してくれる、心強い味方なのであります。
Yさん、いつもご支援ありがとうございます。
おかげさまで、このブログも7年目に入りました。
今後もよろしくお願いいたします。
Posted by 小暮 淳 at 13:08│Comments(0)
│執筆余談