2018年02月28日
地酒を訪ねて
「趣味と実益を兼ねる」 という言葉があります。
そもそも僕がライターという職業を選んだのも、「遊ぶように仕事を楽しんで、仕事をするように真剣に遊びたい」 と思ったからなのです。
温泉の本を書いているのも、山登りの連載を書いているのも、すべて趣味と仕事のボーダーレスを計ったからであります。
で、もう1つ、僕には大好きなモノがあります。
1年365日、絶対に欠かせないモノ!
そう、酒です。
好きな酒を飲んで、それが仕事になったら……
それは、のん兵衛にとっては、究極の人生であります。
まさに僕にとっては、最大の趣味と実益の融合なのであります。
僕は、この仕事に就いた30年前から、いつもいつも、この “融合” について思索を続けてまいりました。
だから温泉に入っても酒を飲み、山を登っても酒を飲み、それを文章にしてきました。
でも、何かが違う!
まだ究極ではない!
酒が飲みたいがための、こじつけ取材ではないか!
そんな疑問が、日々自分を問い、攻め続けていました。
で、ついに、答えが出たのであります!!
そう、酒を訪ねて、酒を飲む。
酒蔵と居酒屋のダブル取材は、可能にならないものか?
これならば、かの吉田ルイ氏もやっていない究極の酒好きのレポートではないか!?
ということで、今年から群馬県内の酒蔵をめぐり、そこで酒を飲み、その酒が最良の肴で飲める居酒屋を訪ねることにしました。
酒好きのための、酒好きによる、酒三昧の旅エッセイの連載であります。
一昨日、カメラマン氏を伴い、シリーズ第1回目となる群馬県西部にある酒造会社を訪ねてきました。
会社設立の歴史や日本酒ができるまでの工程を取材、そして、しぼりたての原酒の試飲。
その後、ほろ酔い気分で周辺を散策しながら、居酒屋へ。
先ほど訪ねた酒蔵の地酒を、旬の味覚とともにいただきました。
ん~、実にいい。
これ、これですよ。
趣味と実益の融合に成功した瞬間を味わってまいりました。
Posted by 小暮 淳 at 11:37│Comments(2)
│取材百景
この記事へのコメント
趣味と実益を兼ね備えるなんて、何ともうらやましい限りです。
ついでに、温泉も付け加えて、この温泉には、この地酒が合うということまでやってみてはどうでしょう。
赤城温泉は、炭酸水素塩泉で、飲むと利尿効果があるので痛風の人も安心して温泉水と辛口の赤城山を大量に飲めるとか(かなり無理があるこじつけだなあ~)
ついでに、温泉も付け加えて、この温泉には、この地酒が合うということまでやってみてはどうでしょう。
赤城温泉は、炭酸水素塩泉で、飲むと利尿効果があるので痛風の人も安心して温泉水と辛口の赤城山を大量に飲めるとか(かなり無理があるこじつけだなあ~)
Posted by ヒロ坊 at 2018年03月01日 19:01
ヒロ坊さんへ
実は、似たようなことを考えたことがありました。
おまけに、温泉地の居酒屋をめぐるという企画です。
でも、さすがに掲載する媒体は現れませんでした。
かなり無理があったようです(取材経費に…)。
実は、似たようなことを考えたことがありました。
おまけに、温泉地の居酒屋をめぐるという企画です。
でも、さすがに掲載する媒体は現れませんでした。
かなり無理があったようです(取材経費に…)。
Posted by 小暮 淳
at 2018年03月02日 11:25
