2018年08月31日
急げ! 中高年
同世代の知人女性から、こんなメールが届きました。
<限りある時間を迷いなく使いながら、新作に向かっているなんて。失礼かと思いつつ、案じてもいます。>
一瞬、ドキッとしました。
まるで、あたかも僕が生き急いでいるかの内容です。
いえ、事実、生き急いでいるのかもしれません。
だから僕は、“見透かされた” と思い、戸惑ったのです。
2009年から今年までの10年間で、僕は11冊の著書を出版しました。
我ながら、忙し過ぎる10年間だったと思います。
まるで何かに、とりつかれて、あやつられているようでもあります。
きっと、そんな僕を長年、見てきた知人だからこそ、発した言葉だったのだと思います。
だから素直に、
<はい、生き急いでいます。>
と返信しました。
たぶん、両親の介護をしているからだと思います。
オフクロは、体が不自由です。
オヤジは、頭が不自由です。
せっかく長生きしても、両親とも “志し半ば” で要介護の生活となり、いまだに続いています。
僕は作家ではありません。
ライターです。
だから机の上だけで、文章は書けません。
常に、現場を訪ねる体力が必要とされます。
「人生百年時代」 といわれますが、いったいいつまで、この体は動くのでしょうか?
そして、この頭は考えてくれるのでしょうか?
あと20年? 15年だろうか?
その間に、僕は本を何冊書き上げることができるのでしょうか?
急げ! 中高年!!
僕らには、時間がないんだ!
やりたい事は明日に回さず、今日のうちに始めよう!
急げ! 急げ! 急ぐんだ!
Posted by 小暮 淳 at 12:33│Comments(0)
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