2018年11月21日
美肌と温泉と空っ風
今年も最下位でした!
毎年、化粧品会社が発表している 「ニッポン美肌県グランプリ」 です。
これで群馬県は、3年連続の最下位です。
昨年までは、テレビや新聞から取材を受けたんですけどね。
「全国屈指の温泉県なのに、どうしてなんでしょう?」 的な。
さすが3年目となると、温泉とのこじつけ取材は来ませんでした。
だから、あえて大きな声で言います。
「美肌ランキングと温泉は関係ありません!」
このグランプリ、上位の県をみれば、理由は一目瞭然です。
1位は島根県、2位は秋田県、3位は石川県……
そのあとも日本海側が続きます。
いわゆる、日照時間が短く、湿気の多い土地です。
一方、群馬県は日照時間が長く、紫外線を浴びやすく、湿気が少なく、冬には乾燥した “空っ風” が吹き荒れます。
肌にとっては、劣悪な環境なのです。
「温泉があるのにね」 と言われても、それ以上の過酷な土地ということです。
でも、恩恵もあります。
日照時間が長いということは、農作物の生育には好条件です。
だから群馬の野菜はうまいんです!
年間の生産量だって、全国5位以内の品目が20種もあるといいますから、まさに太陽の恵みを十分に活用している県なのです。
もし、これに温泉の効能が加わったら……
群馬県は肌には劣悪な土地なのに、美肌県グランプリのランキングは常に上位!
なーんてことになったら、群馬の “湯力(ゆぢから)” を証明できるんですけどね。
県民のみなさん、いかがですか?
もっともっと温泉に入って、美肌ランキングを上げましょう!
Posted by 小暮 淳 at 14:10│Comments(2)
│温泉雑話
この記事へのコメント
小暮先生、先日は大変有意義な時間を有難うございました。 さて今回の件に関して素人の私の考えですが‥他県生まれの私から見ると群馬県民の皆様は温泉が余りにも身近に有るが故[?]温泉地に出掛けない(他県に旅行も)人が多い様な気がします。昨年の今頃の事、伊豆に旅行に行きましたが、1台も群馬県ナンバーを見ませんでした。宿の人に聞いても「群馬県のお客様は少ない」との事。他県の温泉はともかく、県内の温泉は県民の宝!是非とも県内各地の素晴らしい温泉を味わって欲しいと思います。美容と健康に必ずや…そして是非、我が群馬県の温泉を自慢して欲しいな。
Posted by 水上のナベちゃん at 2018年11月21日 20:06
水上のナベちゃんへ
こちらこそ、遠い所からお越しいただき、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いいたします。
「群馬県民は温泉地に出かけない」とのご指摘の件、まさに、おっしゃるとおり“燈台下暗し”現象が起きています。
生まれた時から身近にあるため、温泉地は“宴会”や“パーテー”などのイベント会場として利用されてきました。
そもそも目的が違っていたのですね。
温泉は“ついでに入るもの”、そう思っている人が多いのも群馬県民の特徴です。
もっともっと温泉本来の良さを知ってもらう必要があります。
こちらこそ、遠い所からお越しいただき、ありがとうございました。
これからも、よろしくお願いいたします。
「群馬県民は温泉地に出かけない」とのご指摘の件、まさに、おっしゃるとおり“燈台下暗し”現象が起きています。
生まれた時から身近にあるため、温泉地は“宴会”や“パーテー”などのイベント会場として利用されてきました。
そもそも目的が違っていたのですね。
温泉は“ついでに入るもの”、そう思っている人が多いのも群馬県民の特徴です。
もっともっと温泉本来の良さを知ってもらう必要があります。
Posted by 小暮 淳
at 2018年11月22日 21:55
