2019年01月21日
出張講演 <後編> 昼に舞う
通常、講演会といえば、1時間半から2時間というのが、お決まりです。
が、しかし!
今回は、我が講演人生未曾有の “3時間” であります。
3時間とは、かなりの長丁場です。
これは講演というよりは、講義の域!
ということで、1時間に1回、休憩を入れさせていただきました。
聴講の対象者は、三重県内の銀行に勤務する営業マン。
“知識をお客様との会話に活かす” という研修の一環として、僕が講師に呼ばれました。
演題は、『温泉はもっと楽しめる』
1部、温泉とは何か? 温泉地の成り立ちと歴史
2部、温泉の入り方 宿に着いてから入浴まで
3部、良い温泉の選び方 湯守のいる宿とその仕事
いつもは群馬県内の温泉の話をたっぷりするのですが、ここは三重県です。
群馬県が、どこにあるのかも知らない人たちが対象です。
(ほとんどの人が、東北地方だと思っています)
なので、群馬ネタは一切話さず、全編温泉うんちくで通しました。
さすがに3時間のトークは、疲れます。
聴いている人は、もっと疲れているだろうと思いきや、さにあらん。
みなさん、来た時よりも生き生きした感じで、笑顔の人が多かったようです。
「僕も三重県の温泉、全50ヶ所を回って、本を書いたら、先生みたいになれますか?」
30代と思われる男性が、講演終了後に声をかけてきました。
彼は、僕が群馬県内約100ヶ所の温泉地すべてをめぐって本を書いたことが、温泉ライターになるきっかけになったという話に触発されたようです。
「もちろん、すぐに講演の依頼が飛び込んできますよ」
と答えると、
「でも、文章書くのニガテだからなぁ~」
と言って、周囲の笑いを誘いました。
「お疲れさまでした。昼食がてら、一杯いかがですか?」
会場を出ると、この講演を企画してくださった出版社の担当者が、すかさず声をかけてくれました。
「いいですね。喉がカラカラです」
「では、とりあえず、名古屋まで出ましょう」
ということで、近鉄線に乗り、特急で名古屋へ。
案内されたのは、郷土料理を食べさせる駅前の大きな居酒屋でした。
まだ午後の1時過ぎだというのに、店内はほぼ満席状態です。
「大都会は、違いますね。群馬では5時過ぎないと、なかなか酒は飲めませんよ」
「名古屋は、いつでも大丈夫ですよ(笑)」
それにしても、活気がある。
若者のグループから女子会、ビジネスマン、中高年にいたるまで、老若男女でいっぱいです。
「ありがとうございました。大成功です」
「こちらこそ、お世話になりました」
「大変、お疲れさまでした」
「乾杯!」
しみる、しみる!
3時間もの間、酷使した喉は、まるで砂漠状態です。
あっという間に、ジョッキの生ビールが続けざまに2杯、しみ込んでいきました。
手羽先、どて味噌煮込み、味噌おでん……
テーブルの上には、テレビでは見て知っているけど、初めて食べるコテコテの名古屋名物が並びました。
群馬も焼きまんじゅうに代表される、甘辛の味噌ダレ文化ですからね。
口には合います。
当然、締めは、地酒を冷やでいただき、まだ日の高いうちに新幹線に乗りました。
今回の出張講演で分かったこと、それは、
「みーんな、温泉が大好きなんだ!」
てこと。
これからも温泉大使として、ジャンジャン温泉の魅力を伝えていくぞ~!!!
Posted by 小暮 淳 at 12:23│Comments(2)
│講演・セミナー
この記事へのコメント
謹賀新年
タイミングがずれてますね(笑)すみません
某テレビ局の、「孤高のグルメ」みたいだなとおもって、読みました
吉田類さんの方も人気ですけど孤高のグルメもいいですよ
観たことありますか?
我が家は、玄関に
ワタシの工房の名札・家業の名札、温泉関係のお免状を飾っており、興味のある方とはお話がはずみます。でも、これが狙いなんですけどね。
温泉は、人間の普遍愛を呼ぶ起こすいい話題
その企業は伸びるかも
易者になってみました。多少、占いの心得があります。
タイミングがずれてますね(笑)すみません
某テレビ局の、「孤高のグルメ」みたいだなとおもって、読みました
吉田類さんの方も人気ですけど孤高のグルメもいいですよ
観たことありますか?
我が家は、玄関に
ワタシの工房の名札・家業の名札、温泉関係のお免状を飾っており、興味のある方とはお話がはずみます。でも、これが狙いなんですけどね。
温泉は、人間の普遍愛を呼ぶ起こすいい話題
その企業は伸びるかも
易者になってみました。多少、占いの心得があります。
Posted by ぴー at 2019年01月22日 11:33
ぴーさんへ
今年もよろしくお願いいたします。
「孤高のグルメ」
当然、欠かさず観ていますよ。
あちらは酒を飲みませんけどね。
いつか書いて見たいのは、温泉街の酒場で酒を飲む “湯酒屋放浪記”。
っていうか、すでに、そんな話も、ちらほら来ているので、夢が夢でなくなる日も近いかも。
好きこそものの上手なれ、で、今年も好きなことだけやってみようと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
「孤高のグルメ」
当然、欠かさず観ていますよ。
あちらは酒を飲みませんけどね。
いつか書いて見たいのは、温泉街の酒場で酒を飲む “湯酒屋放浪記”。
っていうか、すでに、そんな話も、ちらほら来ているので、夢が夢でなくなる日も近いかも。
好きこそものの上手なれ、で、今年も好きなことだけやってみようと思います。
Posted by 小暮 淳
at 2019年01月22日 21:57
