2019年07月21日
やっぱ 「あくざわ」 でしょ!
「ご自分で、なさるのですか?」
「あ…、はい」
「大変ですよ」
「は…、はい」
ということで、先週から法務局通いが始まりました。
2月にオヤジが亡くなり、財産相続やら登記変更やら、人生で初めての手続きが発生しました。
普通は司法書士に頼むらしいのですが、「俺は、もう済ませたから、お前もして来い」 などと、まるで床屋にでも行くようなことをアニキが言うものですから、無知識のまま出かけてしまいました。
そしたら、なんだか大変なようで……
床屋で散髪するようなわけには行かなくなり、何回も通うハメになってしまいました。
ま、相続するような財産は無いのですが、土地の所有権の移転よる登記変更など、色々と手続きが必要らしいのであります。
ああ、面倒臭い!
これが正直な感想ですが、人生ってのは気の持ちようで、どこにでも楽しみは転がっているのです。
実は、法務局からは 「あくざわ亭」 が目と鼻の先!
歩いて数分であります。
「あくざわ亭」 とは、僕が子供の頃に通った焼きそば屋を、ファンが数十年ぶりに復活させた “話題” の焼きそば専門店です。
※(詳しくは、当ブログの2019年4月28日 「やっぱ肉玉でしょ!」 を参照)
で、つい先日、この焼きそば屋が全国ネットのニュース番組で取り上げられたのであります。
こんな北関東の群馬の前橋の、しかも超々マニアックな小さい焼きそば屋がですよ!
偶然にも、僕はテレビを観ていて、
「お、お、おおおおおーーーー!!!!! あくざわ、食いてぇーーー!」
と、雄叫びを上げてしまいました。
で、法務局へ行ったら、絶対に 「あくざわの焼きそばを食ってやる!」 と心に誓ったのであります。
今回も迷わず “大” を注文。
いわゆる昔は 「肉玉」 と呼ばれていた、肉と玉子の入った焼きそばです。
メニューは、これ1種!
サイズのみ選べます。
うまいとか、まずいとか、ではないのです。
ただただ、懐かしいのです。
口の中で、噛めば噛むほど、味があの頃へ僕をいざなってくれるのです。
「ごちそうさまです。ニュース、観ましたよ」
「ありがとうございます」
「やっぱり、反響がありましたか?」
「ええ、それはもう」
焼きそばの元ファンで現主人が、嬉しそうに厨房の奥で笑っています。
「また来ます」
法務局へ来た時にね!
Posted by 小暮 淳 at 17:37│Comments(0)
│つれづれ