2021年09月13日
時間湯 VS 伝統湯
なんだか、きな臭い雰囲気になってきました。
草津町議会は、湯治客の健康や症状を判断することなどが医療的行為として法令に反する恐れがあるとして、2019年に入浴法を指導する 「湯長」 制度を廃止した草津温泉独自の入浴法 「時間湯」 について、名称を 「伝統湯」 に変更することを決定。
施行は10月1日からで、以後、「時間湯」 の名称を使わないことになりました。
ほほう、そういう展開になりましか!
なんだか、全面戦争の装いであります。
発表によれば、条例改正により、2ヶ所ある時間湯を行っていた共同浴場の 「地蔵の湯」 と 「千代の湯」 は、それぞれ 「伝統湯地蔵」 「伝統湯千代」 と改名し、これまで時間湯が行われてきた浴場のことは 「伝統湯浴場」 と呼ぶことになりました。
この条例改正について、黒岩信忠町長は、このようにコメントしています。
<湯長廃止の議論の中で 「時間湯」 を商標登録しようとしたが、町側の申告より前に “時間湯関係者” が申請していたことが判明した。>
<(関係者らによる時間湯の) 私物化の証しそのものだ。いつまでも科学や法令に基づかない伝統への独善を断ち切る意味でも、「伝統湯」 と改めた。>
(2021年9月11日付 上毛新聞より)
おおお~、完全なる宣戦布告であります!
今後の運営については、「伝統湯地蔵」 では時間湯としての利用を廃止し、貸切風呂として有料化。
これに伴い、浴槽の改修やシャワー設備の増設を行うため、一時利用を中止するとのことです。
一方 「伝統湯千代」 は管理人が常駐し、湯もみやかぶり湯といった時間湯での伝統的な作法を利用者に手ほどきするとのこと。入浴料は無料。
また時間湯で48度前後と高温が問題視されていた湯温については、いずれの浴場も44度以下とすることになりました。
伝統か? 行政か?
この問題のややこしい所は、行政側が “伝統” という言葉を使っているところです。
混浴問題しかり!
伝統や文化は本来、守り継ぐべきものなのですが、令和の時代には、そぐわなくなっているようであります。
時間湯 VS 伝統湯
はたして軍配は、どちらに?
(ところで町長と女性議員のスキャンダル問題って、解決したんでしたっけ?)
Posted by 小暮 淳 at 11:42│Comments(3)
│温泉雑話
この記事へのコメント
「ブラックバス」発言も話題になっていましたよね。草津町長の黒とブラックをかけて。
女性議員さんは、髪の毛もセミロングくらいになり、草津町の外れに住んでいるみたいで、草津が好きだからと、インタビューがヤフーに載っていました。女性を守る?Me too運動の女性支援者が何人か協力しているみたいですよ。
女性議員さんは、髪の毛もセミロングくらいになり、草津町の外れに住んでいるみたいで、草津が好きだからと、インタビューがヤフーに載っていました。女性を守る?Me too運動の女性支援者が何人か協力しているみたいですよ。
Posted by HT at 2021年09月13日 11:55
すみません。HTではわかりませんよね。
以前、グンブロをしていました。
日 髙 月 詩 です。
いつも小暮先生のブログを楽しみにしております。
以前、グンブロをしていました。
日 髙 月 詩 です。
いつも小暮先生のブログを楽しみにしております。
Posted by HT at 2021年09月13日 16:28
HTさんへ
お久しぶりです。
いつもブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
「ブラックバス」発言が出たこと自体、現町長には敵が多いということのようですね。
今後、激化しそうです。
お久しぶりです。
いつもブログを読んでいただいて、ありがとうございます。
「ブラックバス」発言が出たこと自体、現町長には敵が多いということのようですね。
今後、激化しそうです。
Posted by 小暮 淳
at 2021年09月13日 17:15
