2022年08月28日
昭和は近くなりにけり
今の時代、人々は “昭和” に何を求めているのでしょうか?
「だからさ、今の歌って、イントロがないのよね」
「そうそう、いつ歌い出すんだか分からない」
「ていうか、その前に覚えられないけどね」
なんて、言い訳から始まります。
何のことかって?
はい、カラオケです。
我らが呑兵衛の聖地、酒処 「H」 では、閉店前になると、居残った常連客数名で、お決まりの 「昭和歌謡ショー」 が始まります。
常連客といっても年代にバラつきがあります。
昭和歌謡も、昭和は60年間もありましたから、これまたバラつきがあります。
いいんです!
自分が育った昭和で、聴いて覚えた昭和歌謡を歌えばいいんです。
60年代ならば、裕次郎やひばり……
70年代ならば、グループサウンズやフォークソング……
80年代ならば、聖子ちゃんや明菜ちゃん……
などが、オンパレードです。
「みんなで歌えるのが、いいよね」
結局、みんなが知っているヒット曲が、一番人気となります。
歌っている間だけでも、あの頃に戻れているんでしょうね。
これが、正しい昭和の楽しみ方です。
と、思ったら昨晩!
ビックリする番組をテレビで観ました。
テレビ朝日 『博士ちゃん夏休みSP』。
平均年齢15歳という昭和が大好きな子どもたちが集まって、“昭和のアイドルベスト20” を決めるという特番です。
今までにも、昭和経験者が昭和歌謡やアイドルを選ぶという番組はありましたが、平成生まれの昭和を知らない子どもたちが選ぶ、昭和の番組というのは珍しい!
というこで、たっぷりと2時間半、グラス片手に拝視聴させていただきました。
まず、子どもたちの “博士ぶり” にビックリ!
よくもまあ、生まれる前のことを調べて、詳しく知っています。
ベスト20には、ザ・ピーナツや弘田三枝子など、僕にとっても上の世代のアイドルがランキングされていたりして、なかなかシブイ番組構成となっていました。
結果、ベスト3は以下の通りでした。
1位 中森明菜
2位 山口百恵
3位 松田聖子
大方の予想通りですが、1位と3位は逆予想の人が多かったのではないでしょうか?
ベスト3はさておき、僕の “推しアイドル” も2人、ランク入りしました。
11位 麻丘めぐみ
12位 太田裕美
大変、満足です。
僕の青春を支えてくれたお2人ですからね。
めぐみちゃんは中学時代、裕美ちゃんは高校時代に、夢中になってレコードを買いました。
昭和は遠くなったと思っていた矢先のことでした。
令和の若者たちが、昭和の魅力に気づいてくれたなんて……
ただただ、うれしくて!
昨晩は、ついつい呑み過ぎてしまいました。
Posted by 小暮 淳 at 13:01│Comments(0)
│昭和レトロ