2015年11月05日
逃げろ!子どもたち!! ③ 家出のすすめ
♪ 街を出てみよう 今住んでいるこの街が
美しく緑におおわれた 心のふるさとだったとしても
街を出てみよう 汽車に乗ってみよう ♪
<「こうき心」 by 吉田拓郎>
子どもの自殺が止まりません。
全国で毎月10人以上の子どもたちが、いじめが原因で自ら命を失っています。
もう、うんざりです。
たびたび、このブログでも取り上げてきましたが、一向に子どもの自殺が止まりません。
また、いじめを苦に中学一年生の男子が、地下鉄の電車に飛び込んでしまいました。
どうして彼は、逃げることができなかったのでしょうか?
遺書に気づいた祖母が父親に連絡をして、父親が少年に電話で問いただしています。
「大丈夫。冗談、冗談」
それが最後の息子との会話だったといいます。
背後には、電車の音が聴こえたとも・・・
そこで、もし、少年が 「帰りたくない」 と言えたなら、父親が 「逃げろ」 と言えたなら、事の成り行きは変わっていたかもしれません。
電車に飛び込まずに、飛び乗っていたかもしれないのです。
この種の事件が起こると、こぞってマスコミは 「いじめはあったのか? なかったのか?」 の一点ばかりを報道します。
でも、多かれ少なかれ、どこの学校でも、どんな世界でも、いじめはあります。
たとえ、いじめがなくなっても、自殺する子どもは現れます。
それは学校や会社が組織である以上、そのルールに馴染めない人間は必ずいるからです。
だったら一番の問題は、いじめの有無ではなく、“なぜ、自殺を防げなかったのか?” です。
DVにおびえる女性たちに、逃げ込むシェルターがあるように、子どもたちにも駆け込み寺が必要なのかもしれませんね。
いじめをなくすことも必要だけど、まずは命を救うことを一番に考えてほしいものです。
自慢じゃないけど、僕は何度も “家出” をしています。
それは大人になってからも続いています。
結婚して、家族を持ってからも、たびたび脱走しています。
国外へ3回、国内なら数えきれないくらい。
体よく言えば “旅” ですが、仕事からも家族からも逃れたいと思うのですから、実質は “大人の家出” であります。
これを繰り返すことにより、僕は今日まで生きながらえてきました。
少年よ、学校を捨て、旅に出よう!
とにかく、まずはイヤな現実から逃げるんだ!
逃げていれば、出会いもあるし、誰かが手を差し伸べてくれるものだよ。
世の中、けっこう、うまくできているもんだぜ!
Posted by 小暮 淳 at 22:08│Comments(0)
│つれづれ