2022年11月07日
四万温泉 「もりまた旅館」②
「師匠に、ご主人が会いたがっていましたよ」
2ヶ月ほど前、僕の “一番弟子” を名乗る温泉ファンの女性から電話がありました。
「だったら久しぶりに会いに行くか!」
と返したところ、後日、また電話がありました。
「ご主人も喜んでいました。当日は全館貸し切りにしてくださるそうです」
「貸し切り!?」
驚く僕に、彼女は、こう言いました。
「ええ、人数を集めましたから貸し切りです」
ということで、四万温泉の 「もりまた旅館」 に行って来ました。
四万温泉 (中之条町) は、四万川沿いに5つのエリアが連なる温泉地で、「もりまた旅館」 は下流から2つ目の山口地区に、ひっそりとたたずむ小さな宿です。
2代目主人の森博昭さんは、元四万温泉協会の事務局長です。
僕が 「四万温泉大使」 に委嘱された時、任命証を授与してくださったのが森さんでした。
また、コロナ前まで毎年開催していた、NPO法人 「湯治乃邑(くに)」 主催によるパネルディスカッションにも、ゲストパネラーとして出演してくださったことがありました。
そんな森さんが経営する旅館に、自称・一番弟子を名乗る知人が泊った際に、僕の話が出て、「だったら、みんなで泊まりにおいでよ」 ということになったようです。
で、その “みんな” とは?
温泉ソムリエなどの資格を持つ、コテコテの温泉ファンたちであります。
旅館に現れた選ばれし5人は、男性3人、女性2人。
年齢は40~50代。
県内からは2人、あとの3人は埼玉県、東京都、大阪府から、わざわざ来てくださいました。
「ひと風呂浴びてからにしますか?」
の問いに、
「まだ、だいぶ日が高いですよ」
と僕。
「だったら、これ、やりますか?」
と、ご主人が、芋焼酎 「魔王」 の一升瓶を差し出しました。
「おおおおおーーー!!」
と一斉に、声が上がります。
「これがウワサのプレミアム焼酎ですか!」
「一本、2万円くらいしませんか?」
「いや~、遠慮なくいただきましょう!」
ということで、ひと風呂前のウエルカムドリンクで盛り上がりました。
実は、この5人とは、この日が初対面ではありません。
全員が僕の読者で、過去に講演会やサミットなど、なんらかの会場でお会いしている人たちであります。
よって、この日は、いきなりサイン会から始まってしまいました。
僕は平成23(2011)年に、『あなたにも教えたい四万温泉』(上毛新聞社) という著書を出版しています。
この本、出版社のちょっとした粋なはからいがあり、書店販売と地元の四万温泉販売では、本の帯が違うって知ってましたか?
書店用は緑色の帯ですが、四万温泉用は、えんじ色の帯に僕の直筆で、こう書かれています。
≪何もないとは なんて素敵な ことだろう≫
そのことに知っている人も知らない人もいましたが、「だったら四万バージョンが欲しい!」 ということなにり、急きょ、ご主人が温泉協会に電話をして、人数分の本を宿まで届けさせたのであります。
そのサプライズに、参加者全員、大興奮!
さすが、ご主人!
元事務局長の権力を発揮してくださいました。
もちろん、その晩は勢いそのままに、温泉談話まみれの酒まみれ。
永い永い晩秋の宴が、夜深くまで続きましたとさ。
みんな、ありがとうね。
楽しかったよ!
Posted by 小暮 淳 at 11:30│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
先日は四万までありがとうございました。
日が高いうちから大変盛り上がりましたね。
やはり温泉と酒は切って離せません!
貴重なお話も大変興味深く聞かせて頂きました。
今後もよろしくお願い致します。
日が高いうちから大変盛り上がりましたね。
やはり温泉と酒は切って離せません!
貴重なお話も大変興味深く聞かせて頂きました。
今後もよろしくお願い致します。
Posted by こいk at 2022年11月07日 20:44
こいk さんへ
お世話になりました。
みなさんの知識の豊富さには、敬服いたします。
また誘ってください。
こちらこそ、よろしくお願いします。
お世話になりました。
みなさんの知識の豊富さには、敬服いたします。
また誘ってください。
こちらこそ、よろしくお願いします。
Posted by 小暮 淳
at 2022年11月08日 10:29
