2023年10月10日
中年時代
♪ 定年までの数年で 答えを出すと言うけれど
会社に尽くした歳月を 何んで計ればいいのだろう
中年時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの
中年時代の真ん中は 道に迷っているばかり ♪
ちょうど一回り年下の50代男性から人生相談を受けました。
彼は今、人生に悩んでいます。
「どうしたらいいのか?」 と……
でもね、それが人生最大の難関 “中年時代” なのであります。
会社では、すでに出世をあきらめ、部下に気を使い、上司に無理難題を押し付けられ、人手不足のため休日もなく、家に帰れば、倦怠期の妻と反抗期の子どもたち……
分かりますって、「なんとかしなくっちゃ」 と頭では思っていても、体と心が動かないんですよね?
それが、中年時代なんです。
僕の中年時代は、組織には属してはいなかったので、そこまでは迷いませんでしたが、それでも今になって振り返れば、確かに苦しい時代でした。
男の50代、結婚して、家庭を持って、子どもを育てている人は、みんな同じです。
まず、金がかかる。
家のローンに、教育費で、家計はアップアップです。
しかも中年時代には、子どもも大きくなり、学費という重荷がのしかかって来ます。
私立大学になんて行かれたら、もう、家計は火の車であります。
好きな酒や趣味もやめて、外食もひかえ、ただひたすらに家族のために我慢を続けるわけですからね。
自殺者が多いのも、この年代です。
まさに、人生の難所なのであります。
でもね、明けない夜がないように、必ず、終わりが来ますって!
今僕は、還暦を過ぎ、六十路の坂を中ほどまで登って来ました。
振り返ると、紆余曲折、波乱万丈な人生が、眼下に見えています。
やっぱり、一番の悪路は50代でしたね。
あの未舗装で、デコボコ道の急坂を、積載オーバーの軽トラックで登り切ったわけですから、今となれば、ただただ感無量であります。
「よくエンストしなかったな」 と……
いえいえ、本当は、何度も積み荷を下ろそうとしたんですよ。
何度も、迂回路を探した時期もありました。
でもね、「あと、もう少し、あと、もう少し」 と自分をだましだまし、満身創痍で登り切ったのですよ。
だって人生の先輩たちは、みんな同じ経験をしているんですから。
苦しい時は、「苦しい」 って言いましょうよ!
バカくさい時は、「バカヤロー!」 って叫んでください。
それでも前を向いてコツコツと歩く姿を、誰かが見ていますから。
人生は、長いんだよ。
でも人生は捨てたもんじゃない。
あともう少し頑張れば、見晴らしのいい年齢が待っているから、それまでの辛抱だ。
それまで、ぜひ、中年時代を存分に謳歌してくれたまえ!
Posted by 小暮 淳 at 10:22│Comments(2)
│つれづれ
この記事へのコメント
ぐんまトリビア図鑑、法師温泉。観ましたよ!下から湧き出る温泉。小暮さん気持ち良さそう!行ってみたくなりました。
Posted by まいちゃ at 2023年10月11日 06:01
まいちゃさんへ
視聴いただき、ありがとうございます。
ぜひ、死ぬまでに一度、“奇跡の湯” を体感してみてください。
視聴いただき、ありがとうございます。
ぜひ、死ぬまでに一度、“奇跡の湯” を体感してみてください。
Posted by 小暮 淳
at 2023年10月11日 10:18
