2024年02月04日
湯端温泉 「湯端の湯」⑤
数年ぶりに、湯端温泉の一軒宿 「湯端の湯」 (高崎市吉井町) に泊まってきました。
取材でもなく、仕事でもないのが、いいですね。
目的は、ライブの打ち上げ。
昨日、吉井町の古刹で開催されたイベントに、僕らのバンドが出演し、ミニライブを行いました。
(ライブについては、当ブログの2024年1月26日 「テライブ IN 節分会」 参照)
寺の副住職が僕の本の読者だったということもあり、バンド出演のご褒美として、町内の温泉宿であり、檀家でもある湯端温泉を予約してくださっていたのです。
しかも、メンバー4人全員です!(よっ、太っ腹)
「大変お久しぶりです」
若き3代目主人の桑子済(とおる)さんが、出迎えてくれました。
読者ならば、湯端温泉のいきさつはご存じたと思いますが、彼は一度、閉館してしまった宿を祖父の遺言にしたがい、温泉宿を復活させた男です。
湯端温泉の歴史は古く、すでに明治時代には鉱泉が湧いていました。
あせもなど皮膚病に特効があり、飲用すれば胃腸の調子が良くなることから源泉は地元で大切に守り継がれてきました。
昭和46(1971)年、料理人だった彼の祖父が温泉宿を開業。
長年、地元の湯治場として、また秘湯ファンが全国から訪れる宿として愛されていましたが、惜しまれながらも高齢のため平成18(2006)年に休業してしまいました。
当時、まだ彼は高校生でした。
しかし高校卒業後、飲食店や旅館で修業を積んで平成24(2012)年6月に、本館の新築と宿泊棟の改築をし、念願の再開をしました。
僕は、祖父の遺志を継いで秘湯の一軒宿を復活させた彼の軌跡を、たびたび著書や新聞記事で紹介してきました。
いわば、僕にとっても大変思い入れのある温泉宿なのであります。
ちなみに宿泊は素泊まりのみ。
また日帰り入浴も受け付けていますが、要予約です。
「カンパーイ!」
「お疲れさ~ん!」
宿に着くなり、メンバーは缶ビールを手に、互いをたたえ、ねぎらいました。
そう、僕らはライブ終了後、みんなでスーパーマーケットに寄って、酒とつまみをごっそりと買い込んできました。
また副住職からは、会場で売られていた恵方巻やたこ焼き、唐揚げのほか、日本酒の一升瓶までもが差し入れされました。
ありがとうございます。
「いや~、楽しかっね」
「老いて、ますます楽しさがました」
とかなんとか、「楽しかった」 を連発しながら、平均年齢61.5歳のスーパーローカルオヤジバンドの面々は、夜が更けるまで呑み続けたのでありました。
こんな意見も出ました。
「ジュンちゃんはさ、昔はミュージャンだったけど、今は完全にパフォーマーだよね」
これって、ほめ言葉なのかな?
体力と情熱が失せた分、要領の良さだけでステージに立っているということかな?
ま、なんでもいいさ。
こうして、いくつになっても愉快な仲間と、あの頃と同じようにつるんでいられるのだから……
みんな、お疲れさん!
死ぬまで、音を出し続けようぜ!
Posted by 小暮 淳 at 12:38│Comments(2)
│温泉地・旅館
この記事へのコメント
私にはメンバーの方とは違って
アーティストだなぁと思いましたよ
普段とはちょっと違った
ボーカリストの顔でした(^_^)
終わってからの雑談では
いつもの大使に戻っていましたけど笑
まいちゃさんともお会い出来て
吉井町まで行ってよかったです(^^)
アーティストだなぁと思いましたよ
普段とはちょっと違った
ボーカリストの顔でした(^_^)
終わってからの雑談では
いつもの大使に戻っていましたけど笑
まいちゃさんともお会い出来て
吉井町まで行ってよかったです(^^)
Posted by みわっち at 2024年02月05日 13:26
みわっちさんへ
遠路はるばる、お越しいただき、ありがとうございました。
アーティストですか?
照れますね。
でも、うれしいです。
「みわっち」 さんと 「まいちゃん」 のご対面!
完全に、オフ会でしたね。
今度は3人で、酒を呑みましょう!
遠路はるばる、お越しいただき、ありがとうございました。
アーティストですか?
照れますね。
でも、うれしいです。
「みわっち」 さんと 「まいちゃん」 のご対面!
完全に、オフ会でしたね。
今度は3人で、酒を呑みましょう!
Posted by 小暮 淳 at 2024年02月05日 23:43