2024年03月09日
晴れ、ときどき牧水
牧水は、群馬で何という地酒を呑んだのだろうか?
最初は、そんな疑問と好奇心からでした。
昨年11月、高崎市のフリーペーパー 「ちいきしんぶん」 にてスタートした不定期連載 『牧水が愛した群馬の地酒と温泉』。
副題には ≪令和版 みなかみ紀行≫ と付いています。
歌人の若山牧水 (1885~1928) は、群馬県を8回訪問して、延べ約60日間滞在しています。
中でも著書にもなった有名な紀行文が 『みなかみ紀行』 (大正13年初版) です。
この間、15日滞在して、群馬県内の9つの温泉に入っています。
しかも牧水は、桁違いの酒豪です。
毎晩、一升の酒を呑み明かしました。
自称 “令和の牧水” を名乗る僕としては、その疑問を解き明かさないわけにはいきません。
どこが “令和の牧水” なのかって?
はい、群馬の温泉と地酒をこよなく愛しております。
その証拠に、僕は県内4温泉地の温泉大使と、「ぐんまの地酒大使」 を仰せつかっております。
ということで、僕が書かずして、誰が書く!?
という使命感に駆られたのであります。
前回の第1話では、スタート地点の沼津 (静岡) ~佐久 、軽井沢 (長野県) までの足取りを追いました。
そして、牧水が呑んだであろう地酒にもたどり着きました。
ズバリ!
僕の推理は、武重本家酒造 (佐久市) の 「御園竹(みそのたけ)」 であります。
『よき酒とひとのいふなる御園竹 われもけふ飲みつよしと思へり』
と、牧水自身が詠んでいますから、ほぼほぼ間違いないと思います。
ということで昨日、第2話の取材に行ってきました。
牧水は、軽井沢から草軽軽便鉄道に乗って、いよいよ嬬恋 (群馬県) へ。
そこから草津温泉 (草津町) ~花敷温泉 (中之条町) ~沢渡温泉 (中之条町) ~四万温泉 (中之条町) へと向かいます。
どの宿に泊まったのか?
何という銘柄の地酒を呑んだのか?
その足取りを追いました。
掲載は4月5日号の予定です。
乞う、ご期待!
Posted by 小暮 淳 at 11:55│Comments(0)
│執筆余談